ここは、小さな町工場が点在する東京の下町・江戸川区東小松川。全国でただ1カ所、河川(河川名は中川)を競走水面とするボートレース江戸川がある町だ。地元の常連客が多く、鉄火場というより社交場のような温かな雰囲気が漂っている。高齢者の姿も多い。
その1階に、昭和の和洋食が楽しめるレストラン『笑和』がある。勝負の前に腹ごしらえをしようと、大好きなもつ煮込み定食を注文すると、お膳に乗ったもつ煮込みと味噌汁、ご飯が出てきた。七味をかけて頬張り、奥歯でぐいと噛むと、肉のうま味と甘味が口中に広がった。
しかし、同レース場の1番人気グルメはさらにある。 もつを食してから2時間、舟券を購入して、「差せ〜、2番!」などと大声を上げているうちに小腹が空いた。
そんなときに目についたのが、アジフライなどの揚げ物を売るお店。店先で、買ったばかりのアジフライを客が美味しそうに食べていた。
さっそく買い求めると、アジフライは厚味があり食べ応え十分。それに、ホクホクしていて揚げたて感を感じさせた。思わず、「美味いねえ」と声が出た。170円というお手ごろ感も好感が持てる。このアジフライこそ、ボートレース江戸川の名物グルメだ。
江戸川で勝負するときはアジフライをお忘れなく! 一般席2階フロア『揚げ物専門店 楽』で味わうことができる。
《ボートレース公式サイト》
http://www.boatrace.jp/