実は芸人再生工場!? 内村光良がブレイクさせたお笑い芸人たちの画像
実は芸人再生工場!? 内村光良がブレイクさせたお笑い芸人たちの画像

ウッチャンナンチャン(以下、ウンナン)は深夜番組『夢で逢えたら』(フジテレビ系、1988年~1991年)でブレイクした、内村光良(51)と南原清隆(50)の2人のお笑いコンビで、とんねるず、ダウンタウンと並ぶ「お笑い第三世代」と呼ばれている。

今ではおなじみとなった、それぞれのネタの冒頭に『ショートコント、◯◯◯』と言って短いネタを連発する、「ショートコント」のフォーマットを名称と共に一般的に認知させたと評されているほど、お笑い界に影響を与えた二人だが、これ以外にもウンナン、特に内村には大きな功績があることをご存知だろうか。

それは、数々のバラエティ番組で若手芸人を人気芸人へと育て上げてきた実績だ。ウンナンが所属するマセキ芸能社だけでなく、他事務所に所属する芸人でも気に入った場合はじっくりと重用し、その芸人の「取扱説明書」を世の中に浸透させる。そのきっかけとなった番組と、出演した芸人を以下にまとめてみた。


『ウンナンの気分は上々。』(TBS系、1996年~2003年)
さまぁ~ず 三村マサカズ(48)、大竹一樹(47)
くりぃむしちゅー 上田晋也(45)・有田哲平(44)
負けたらコンビ名改名という対決企画で、三村と大竹の2人のお笑いコンビ「バカルディ」が「さまぁ~ず」に強制的に改名。これをきっかけに世間の注目を集め、三村の『~かよ!』というツッコミ芸などが認知されて再ブレイクした。お笑いコンビの海砂利水魚は、バカルディとの2度のコンビ名改名を賭けた対決で、1度目は勝利したが、2度目は敗北。くりぃむしちゅーに強制的に改名させられた。お笑い芸人の看板ともいうべきコンビ名を変えさせてしまった内村は責任を感じ、さまぁ~ず同様、自身のレギュラー番組などで積極的に彼らを起用し、不遇の時期を抜け出してブレイクする後押しをした。

『ウッチャンナンチャンのウリナリ!!』(日本テレビ系、1996年~2002年)
よゐこ-有野晋哉(43)・濱口優(43)
レギュラー出演のはずなのに休みが続いていたことから、濱口が南原に「どうしてよゐこはコーナーに使ってもらえないのかと相談した。すると南原は「よゐこ」はジョーカーだよ! うまく使えば最強のカード。ただ使い方をまちがえると最悪のカードになる」と答えたそうだ。この言葉に2人は勇気をもらい、最強のジョーカーを目指して必死になったそうだ。また、ウンナンには芸だけでなく、芸能界での立ちふるまい方も学んだとも語っている。
この番組から登場した音楽ユニット「ポケットビスケッツ」「ブラックビスケッツ」はそれぞれヒット曲を飛ばした。

『笑う犬』シリーズ(フジテレビ系、1998年~2003年)
ネプチューン-名倉潤(46)・原田泰造(45)・堀内健(45)
『ボキャブラ天国』(フジテレビ系)で強烈な個性を放ったものの、レギュラー番組には恵まれていなかった。そんな3人を、内村光良が『純粋コント番組』を作りたくて、1998年10月に始めた番組『笑う犬の生活』に起用。プロレス兄弟に扮した『テリー(堀内)とドリー(原田)』、「俺、タイ人じゃないっすよ」が口癖の『ヘバダ(名倉)』など、彼らは個性的なキャラのコントを演じてブレイクしていった。

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