竹中直人に鶴見辰吾も? いま、仮面ライダーではベテラン俳優たちが大活躍中!の画像
竹中直人に鶴見辰吾も? いま、仮面ライダーではベテラン俳優たちが大活躍中!の画像

オールドファンにとっては、仮面ライダーシリーズ(TBSテレビ系)は子どもたちのヒーローだったが、平成以降のファンにとっては、ブレイク前のフレッシュなイケメンたちが登場するため、子どもだけでなくお母さんたちもワクワクさせていることが知られている。

しかし、近年はイケメンだけでなく、映画やドラマで名脇役として活躍している、ベテラン俳優も出演しており、本格的なドラマとして愉しめる作りになっている。平成のライダーシリーズ(テレビ朝日系)に登場した、その味わい深い顔ぶれとは……?

竹中直人(59)→『仮面ライダーゴースト』(2015年10月4日〜放送中)
主人公が初回で殺されて幽霊として蘇り、宮本武蔵やエジソンなど、世界の偉人たちの力を借りて戦うという設定で、竹中は死後の世界の仙人として登場。主人公にベルトを授け、仮面ライダーとして蘇らせるのだが、そのキャラが「濃すぎる」と、特撮ファンの間で話題になっている。空中に顔アップで浮かび上がるシーンでは、敵の攻撃をはねかえしてしまう底知れない力を披露するのだが、凄くクドくてシュール。いかにも竹中直人らしいと評判だ。

片岡鶴太郎(60)→『仮面ライダードライブ』(2014年10月5日〜2015年9月27日放送)
主人公はバイクではなく自動車を運転する「仮面ライダー」。刑事ドラマの要素が取り入れられていて、片岡は主人公が警察組織の内部で活動するため、隠れ蓑として設立された特状課の課長、本願寺純として登場。ストーリー終盤の第44話で、警察が開発した量産型ドライバー第1号の被験者として「仮面ライダー純」に変身する。異例の還暦ライダーとして、最年長での「変身」記録となった。

小倉久寛(61)→『仮面ライダーウィザード』(2012年9月2日〜2015年9月29日放送)
魔法使いがテーマのファンタジー路線のライダーシリーズで、小倉は骨董品屋「面影堂」を営む店主、輪島繁として登場。謎の儀式「サバト」に巻き込まれるも生き残り、魔法使いになる資格を得た主人公を店に居候させて、父親のような存在になっている。輪島繁は宝石職人として魔法の石を指輪にする技術も持っているが、出来上がった指輪がどういう力を発揮するかは、本人も使ってみないとわからない、というトボけた役。

鶴見辰吾(50)→『仮面ライダーフォーゼ』(2011年9月4日〜2012年8月26日放送)
リーゼントに短ランという往年のツッパリスタイルの転校生が主人公で、シリーズ初の高校を舞台にした学園モノ。コンセプトは「NASAと宇宙に向かうライダーで、決め台詞は『宇宙キター!』。鶴見は主人公が通う高校の理事長、我望光明として登場するが、幹部怪人集団「ホロスコープス」の司令塔という裏の顔も持ち、怪人サジタリウス・ゾディアーツに変身する。福士蒼汰(22)など、若手にまじり、ベテランらしい抜群の存在感を見せていた。

  1. 1
  2. 2