「一人ごっつ」丸パクリでも堂本剛のお笑い公演『小喜利の私』が許されるワケの画像
「一人ごっつ」丸パクリでも堂本剛のお笑い公演『小喜利の私』が許されるワケの画像

11月5日より、Kinki Kidsの堂本剛(36)による独演会『小喜利の私』が、東京・浅草公会堂でスタートした。2012年から始まった同公演は、“天の声”が出すお題に答えるという大喜利スタイルのもの。足を運んだファンからは好評を得ているが、それ以外の人からは「一人ごっつのパクリではないの?」と、疑問符が上がっている。
実際に『小喜利の私』を観に行ったファンの書き込みによるとその内容は、
お題『奈良の大仏が一度だけ立ち上がったことがあるそうです。何があった?』答え『掃除するから、ちょ、どいて!って言われた』、
お題『来週のサザエさんは絶対に見逃せない。どんなタイトル?』答え『サザエさん一家、はたしてエンディングまで間に合うのか』
といった調子。ファンには概ね好評のようだ。
しかし、同独演会の存在すら知らない人からは「笑いって言ったって、ファンが来てるだけだし、笑いを取れて当然だろ」といった冷ややかな声があるように「本当におもしろいのか?」「そもそも松ちゃんのパクリだろ」という意見が大多数。
「大の松本(人志)信者として知られる剛ですが、『小喜利の私』のスタイルも完全に、かつてダウンタウン松本が行っていた『一人ごっつ』(フジテレビ系)を踏襲してます。剛のファンには若い子が多いですが、そもそも『一人ごっつ』自体知らなかったりしますからね。公演に行ったファンから話を聞くと「シンプルだけど画期的で面白い」なんて感想を気軽にあげてますよ」(アイドル誌ライター)
実際、会場に足を運んだというライター氏は、「ファンの女の子たちは、剛を優しい視線で見守っている」とも指摘する。
「もともと『小喜利の私』は、剛が自ら企画書を書いて実現した、念願のお笑い公演だったんです。ファンの子たちは喜んで会場に通ってますが、爆笑しているかと言えばノー。友だちがやってるバンドを観に行く感じに近いんじゃないですかね。なによりも剛本人が嬉しそうにお笑いをやってますから、ファンにとっても彼をこれほど身近に感じられるイベントはないですよ」(同)
奈良県で生まれ育った堂本剛。小学生の頃には、同級生と『水菜の煮たやつ』というトリオを結成し、本気でお笑いの道を目指していたという。ダンス、歌、俳優として頂点を極めた堂本がどうしても挑戦したい「お笑い」に対して、全力で応援するファンとの絆がその会場には存在しているのだろう。

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