「注意すべきフレーズ」と対策
だからこそ、マイナンバーについて理解を深め、さらに第三者に協力を求めすぎないことが大事になる。
同時に、まだ始まっていない制度だけに、この記事内容とは違った変更点や"解釈の違い"も出てくると思われるので、情報収集が重要だろう。詐欺犯罪などに詳しい、ジャーナリストの上野友行氏が、対策を話す。
「実は、詐欺をする人間は、身元を明かしたくない場合がほとんど。そのため、電話やメールで連絡してくることが多いでしょう。ですから、電話の内容が少しでもおかしいと思ったら、すぐに電話を切ってください。電話であれば、それで会話が終わります」
では、疑うべき会話の内容とは、どのようなものなのか。上野氏が続ける。
「市役所や警察など、"役所関係"のフレーズには注意してください。公的機関からの電話となると、つい身構えてしまいがちですが、役所が電話やメールで個人情報を尋ねるなどありえません。また、金銭の要求や支払いが絡めば100%詐欺と思っていいでしょう」
来年1月から始まる、マイナンバー制度。しかし、それを利用した詐欺は、もう始まっているのだ。

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