9位=一青(ひとと)
一青窈(39・ミュージシャン)

●全国で約30人。現在の石川県の一部である能登国能登郡一青庄が発祥。一青窈の母親の出身地は能登の鳥屋町である。
9位=佐村河内(さむらごうち)
佐村河内守(52・作曲家)

●全国で約30人。「佐」は下野国(現在の栃木県)の阿蘇郡佐野庄や、左衛門尉(律令制下の官職名)を由来とする。また、現在の広島県西部である安芸国では、川沿いに開いた土地は「河内」と呼ばれ、その地名に由来して河内に関連した苗字が多い。
14位=訓覇(くるべ)
石田ひかり(43・女優)の本名

●全国で約40人。2001年にNHKのプロデューサーである訓覇氏と結婚、石田姓から訓覇となる。訓覇は「呉部」の当て字で、呉部は呉の国の帰化人の居所といわれている。
14位=鞘師(さやし)
鞘師里保(17・モーニング娘。)

●全国で約40人。姫路城下の鞘を作る職人、鞘師を先祖に持つことに由来する職業姓である。青森県弘前市には鞘師町の地名があるといわれている。
16位=剛力(ごうりき)
剛力彩芽(23・モデル、タレント)

●全国で約60人。静岡県に少数見られる。「ごうりき」とは山伏や修験者に従って荷物を運ぶ職業姓。本来は「強力」と書くが、そこから派生した場合が多い。
17位=道重(みちしげ)
道重さゆみ(26・元モーニング娘。)

●全国で約100人。中世豪族の名前が由来。和歌山県や北陸から山形県、秋田県など東北まで広がる大族、道君の子孫といわれる。語源は道や街道の地形からとったと考えられている。
17位=本仮屋(もとかりや)
本仮屋ユイカ(28・女優)

●全国で約100人。鹿児島県鹿児島市と霧島市のみに存在。鹿児島城下の代官所を「かりや」といったことに由来する。本仮屋とは、おそらく移動した仮屋の跡地で、そこに住んだ人が苗字にしたものといわれている。
17位=蓮佛(れんぶつ)
蓮佛美沙子(24・女優)

●全国で約100人。「蓮」は蓮の生えている場所、「佛」は仏で、蓮仏の異形とされる。鳥取県鳥取市と北海道で見られる苗字だ。
20位=釈(しゃく)
釈由美子(37・女優)

●全国で約230人。僧侶に多い苗字。一般的に「釈」姓はお釈迦様から取られている。
ちなみに、いま話題のラグビー選手・五郎丸歩選手(29)の「五郎丸」姓は全国に990人ほど存在する「ちょい希少」だ。その語源は川や山などの「石がゴロゴロある場所」との説もある。苗字の由来、調べてみると案外面白いのだ。

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