「燃志」（もやし）、「笑陽斗」（らびと）、「瞳路夢」（めろん）、「緒茶女」（おちゃめ）……驚くことなかれ、これらはすべて実在する子どもの名前なのである。近年「寿限無」もビックリのいわゆるキラキラネームが増えつつあり、いじめに繋がるとして国会でも問題になっている。こうした傾向は芸能界も同様で、本名なのにホストかキャバ嬢の源氏名か、てな子どもも少なくないのだ。そんな二度聞き必至、芸能人のキラキラネームの子供たちを集めてみた。
●杉浦太陽（３４）＆辻希美（２８）→長女・希空（のあ・７）長男・青空（せいあ・４）次男・昊空（そら・２）……２００７年に結婚し、３児の親となった杉浦・辻ちゃん夫婦。それぞれ「空」がつくキラキラネームで、昊空と希空にいたっては２０１３年の「キラキラネームアクセスランキング」（リクルーティングスタジオ）で見事１位と３位にランクインした。ちなみに今年の時点では、辻ちゃん自身は４人目の妊娠は考えていないといい、「空シリーズ」はどうやらこれにて打ち止めとなりそうだ。
●本木雅弘（４９）＆内田也哉子（３９）→長男・雅楽（うた・１８）長女・伽羅（きゃら・１６）次男・玄兎（げんと・５）……１９９５年に内田裕也と樹木希林の一人娘である也哉子と結婚、シブガキ隊から一転「内田ファミリー」へ仲間入りした。子供は上から雅楽（うた）、伽羅（きゃら）、玄兎（げんと）と、個性的かつ雅な名前揃い。本木本人によれば、次男の名前の由来は「くろ（玄）く、しずかな宇宙（そら）に、光を放つ月の情景を想像し、玄兎とした」とあり、リリカル過ぎてもはや一般ピーポーには理解不能だが、あのシェケナベイベーの孫なのだし、まぁ平凡にというわけにはいかなかったのだろう。
●松島尚美（４３）＆ヒサダトシヒロ（４６）→長男・珠丸（じゅまる・４）長女・空詩（らら・２）……２００８年にロックバンドのボーカル男性と結婚後、２０１１年に４０歳のときに長男、２０１３年、４１歳で長女と立て続けに高齢出産をキメた。長男は珠丸と書いて「じゅまる」と読み、長女は空詩で「らら」と完膚なきまでのキラキラネームである。長男は今年からインターナショナルプリスクールに入園。親も学校では英語で話さなければならず、英語ができない松島はちょっとした連絡にも四苦八苦しているという。
●ダイアモンド☆ユカイ（５３）→長男・頼音（らいおん・３）次男・匠音（しょーん・３）……自身の無精子症による不妊治療のすえ、３児のパパになったダイアモンド☆ユカイ。第一子は２０１０年に生まれた長女・新菜（にいな・５）、続く２０１１年に双子の男児が誕生した。双子は兄のほうを肉食系に育つようにと「頼音」（らいおん）、弟はジョン・レノンから「匠音」（しょーん）とした。いずれもキラキラというよりロックな名前なのかも!?
●鈴木おさむ（４３）＆大島美幸（３５）→長男・笑福（えふ・０）……妊活を経て、今年６月に長男を出産した森三中・大島美幸。夫は放送作家の鈴木おさむであり、夫婦ともに「笑い」にまつわる仕事をしていることをふまえ「笑うかどには福来る」で「笑福」（えふ）にしたという。この少々ユニークな命名にはネット上が騒然、「うわあ、これはやっちゃったね」「ラーメン屋か」「夫婦揃ってマタニティハイ」など否定的な意見も相次いだ。
●松本人志（５２）→てら（６）……２００９年に元タレントの伊原凛（３３）とゴールイン。同年、第一子となる長女が誕生した。子どもの名前はひらがなで「てら」。松本本人が「地球のことをテラといいますよね」という通り、ラテン語の「地球」からとったようだ。第二子妊娠の情報はまだないが、次の子はやはり「ペタ」なのだろうか（ひとつ戻ってギガもありか）!?
●押尾学（３７）＆矢田亜希子（３６）→長男・俐亜武（りあむ・８）……２００６年に結婚、翌年長男が生まれた押尾・矢田元夫婦。子供の名前を発表する際、押尾が「リアム。エル・アイ・エー・エムだよ」と発言して話題になった。この俐亜武という名はイギリスのロックバンド、オアシスのリアム・ギャラガーに由来しているらしく、押尾自身がこだわったもの。２００９年に押尾が薬物事件により逮捕され、離婚することとなったが、それに伴い息子の名前も改名されたようだ。将来、名前で押尾との関わりを知られたくないからという噂だが……。
やはり芸能人という職業柄、きらびやかな目立つ名前をつけたがるのだろうか。ただ、企業の人事担当者は、名前である程度「親の教養」を見るのだそうで、そういう意味では、余計な苦労を背負わせることになるのかもしれない!?
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