外は凍えるように寒いけれど、屋内は暖房でぽかぽか……そんな寒いシーズンが今年もついに到来!! 毎年、冬場の乾燥肌や冷え性に悩んでいるのであれば、手作りのジンジャーシロップで、健康的な冬を手に入れましょう。
ジンジャーシロップのメイン材料となるのは「ショウガ」です。ショウガに含まれている辛み成分、ジンゲロール、ショウガオール、ジンゲロンが体内に入ると血管を拡張し、血流をよくする効果があることがわかっています。血流がよくなることで体温が高まり、代謝がアップ。身体のむくみを解消してくれるので、ダイエット効果も高まります。また、抗酸化作用もあるので、しわやシミ、くすみの予防にも効果的。殺菌作用の高いジンゲロールが胃腸を整え、免疫力を高めてくれるので、寒さや乾燥に負けない身体ができあがるんです。
ジンジャーシロップの作り方はいたって簡単。用意してほしいのは、下記の材料です。
○ 根ショウガ 400g
○ 黒糖、またはきび砂糖、三温糖など(白砂糖でもOK) 400g
○ 水 400ml
○ チャイティーの茶葉 大さじ山盛り2杯
○ お茶パック(茶葉を入れて使う、空のティーバックのようなもの。ひも付きの場合はひもを切っておきましょう)
根ショウガは汚れをきれいに洗い、1~2mm程度の厚さにスライスして鍋に入れ、黒糖を入れてひと晩おき、水が上がるまで待ちます。チャイティーは、お茶パックに入れておきます。本来、ジンジャーシロップはシナモンスティックやクローブ、ローリエ、カルダモンといった多種類のスパイスが必要になりますが、これをいちいち買っていたら、お財布が持ちません。1000円程度で売っているチャイティー用の茶葉には、上記のスパイスのほとんどが入っているので、こちらを使ったほうが絶対に便利。紅茶の香りがショウガのえぐみを抑えてくれて、飲みやすいジンジャーシロップができあがります!
さて、ここまで準備できたら、分量の水を足し、お茶パックを入れて、20~30分ほど、アクを取りながら煮込めばできあがりです。
完成したジンジャーシロップは、熱湯消毒したビンに入れて冷蔵庫に入れれば2~3週間は保存可能。炭酸水で割ってジンジャーエールにしてもいいし、お湯で割ってホットジンジャーティーにしても美味。好みで少量のレモン汁を垂らせば、より本格的な味わいを楽しめます。
ちなみに煮込んだ後のショウガは、紅茶のおかげでほどよく渋みが抜けていて、とても食べやすくなっています。数枚をジンジャーエールに浮かべていただいたり、そのままおやつ代わりに食べたり、細かく刻んでクリームチーズや豆乳チーズに混ぜ、パンにのせていただいても美味しいです。こちらも冷蔵庫で2~3週間持つので、アレコレ使って楽しんでみてください。
わぐりめぐみ
東京生まれ。作家・編集ライター・シナリオライター。るるぶ等旅行雑誌から職歴をスタート。ティーン、ストリート、サブカル、ライフスタイル誌等で幅広く活躍。著書に『そして、ありがとう… 犬と私の12の涙』(日本文芸社)、『B型妻VSA型夫 毎日がグチLove』(笠倉出版社)、共著に『ミニチュアダックスフントの洋服屋さん』(実業乃日本社)等がある。