メジャーの超一線級に期待!
そんな中、今、巨人軍が熱い眼差しを送っているのが韓国野球界なのだ。「まず、一塁手ながら常に獲得リストの上位にあったといわれるのが、『プレミア12』韓国代表でもプレーするパク・ビョンホです。球団は、韓国リーグで4年連続で本塁打と打点の二冠王に輝いていた彼を調査していたんですが、先日、ポスティングでメジャー入りすることが決まってしまったんです」(専門誌記者)
だが、他にもマークしている選手はいる。元大リーグ・マリナーズ所属で今年、韓国リーグで打率.381、47本塁打、140打点という破格の成績を残したエリック・テームズ、打率.348を残したドミニカ出身の元メジャーリーガーの三塁手、アンディ・マルテなどが獲得候補だという。ただ、スポーツ紙デスクは、こうも語るのだ。「韓国は日本よりも投手の質が数段落ちますから、打者の数字は、決して額面通りは受け取れないですね」
現在、巨人が確実に獲れそうな選手は、元巨人で、現在西武の脇谷亮太内野手。「巨人から西武に移り、向こうでのびのびやっているうちに、硬さが取れ、今季は.294と生涯最高の打率をあげています」(前同)
というのだが、万一、出戻りの脇谷ひとりだけに終わっては、「20億円大補強計画」が名折れになってしまうというもの。「現在球団は、かつて所属したエドガー・ゴンザレス氏を新たに駐米スカウトに据え、メジャーの一線級の強打者獲得に動いている」(専門誌記者)というが、メジャーリーグ研究家の福島良一氏は、こう熱く語ってくれた。
「どうせなら、エンゼルスからFAになった三塁手のデビッド・フリース(今季年俸約8億円)あたりを獲ってほしいですね。彼は勝負強いパワーヒッターで、11年ワールドシリーズのMVPという肩書きはダテではありません」
さらに福島氏はもう一人、13年レッドソックス世界一の立役者の一人で、メジャーの15年間で162本塁打を放ったジョニー・ゴームス(今季年俸約5億円)も、巨人にピッタリだと推薦してくれた。「髭もじゃの風貌でワイルドな選手ですね。あっ、巨人はヒゲがダメだから、入団は難しいかな(笑)」
新生「由伸巨人軍」の華々しい出航のためにも、そして球界を盛り上げるためにも、巨人フロントには、豪快で粘り強い交渉を期待したいものだ!

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