魔法の野菜「ニラ」には、アンチエイジングに彼氏を元気にする効果まである!?の画像
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 古事記が編纂された古い時代には「みら」と呼ばれ、日本人に愛されてきたニラ。仏教においては禁忌の食材である「五葷(ごくん:ねぎ、らっきょう、にんにく、たまねぎ、ニラ)」のひとつとされ、僧侶たちが食べることを禁じられていた、ちょっぴりワケありな食材です。ちなみにこれらが禁じられた理由は、匂いが強すぎるため。そして、食べることにより精力がUPしてしまうためだとか。そう、禁欲をモットーとしていた当時の仏門において、食べるだけでムラムラ~っとしちゃうニラは、修行にふさわしくない食材に認定されてしまったんです。……ということは!!

 普段草食モードな男性や、疲労がたまってなかなかかまってくれない彼にニラを食べさせれば、2人の時間はもっと楽しく、嬉しいものになっちゃうかもしれませんよ!

 さて、ニラがなぜ精力UPに役立つのか。それは、ニラに含まれる「セレン」というミネラルが関係しています。セレンは甲状腺ホルモンを活性化する酵素として働く、とても重要なミネラルで、体内に必要不可欠な存在です。もともと体内で作られているセレンですが、加齢によりセレンの生成力が減るため食材から摂取し、不足分を補うことが必要になるとされています。セレンは脳血栓や心筋梗塞などの予防にも役立ち、アンチエイジング効果もあるとされています。これは彼にだけではなく、女性も一緒にモリモリ食べておいて、損はありませんね。

 また、ほかにもビタミンB1やビタミンEといった滋養強壮に欠かせないビタミンが豊富に含まれていて、食べることにより体調が回復、スタミナUPもサポート! むくみを解消するのに役立つカリウムや、イライラを鎮めるカルシウム、血流をなめらかにするマグネシウムといった栄養素が豊富に含まれるのもニラの嬉しい特長で、免疫力を高める効果があるとされるβ−カロテンや、殺菌作用の強いアリシンも含まれ、風邪などの病気予防にも役立つため、まさに冬にぴったりな食材なのです。。

 オススメの食べ方は、ビタミンB1を豊富に含む食材とともに食べること。レバニラや、レバーと豚肉の炒め、ニラと豆腐をたっぷり入れた鍋物もGOODです。ニラの栄養を逃さず食べたいのであれば、さっと熱湯にくぐらせて甘味を出し、ポン酢をかけていただくお浸しも美味。ビタミンEを含む卵を炒め合わせていただくとセレンの働きが高まるとされるので、「最近、旦那が疲れているせいかご無沙汰で……」なんて人はぜひお試しあれ!

 冬から春に旬を迎えるニラで彼を元気にして、ラブラブな夜を過ごしちゃいましょう!

わぐりめぐみ
東京生まれ。作家・編集ライター・シナリオライター。るるぶ等旅行雑誌から職歴をスタート。ティーン、ストリート、サブカル、ライフスタイル誌等で幅広く活躍。著書に『そして、ありがとう… 犬と私の12の涙』(日本文芸社)、『B型妻VSA型夫 毎日がグチLove』(笠倉出版社)、共著に『ミニチュアダックスフントの洋服屋さん』(実業乃日本社)等がある。

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