『下町』新キャストのバカリズム、コント芸人がドラマに次々抜擢されるワケの画像
『下町』新キャストのバカリズム、コント芸人がドラマに次々抜擢されるワケの画像

 お笑い芸人のバカリズム(40)が、人気ドラマ『下町ロケット』(TBS系)の新章「ガウディ計画編」の新キャストとして抜擢され、主人公の敵会社「サヤマ製作所」で働く、口数が少ない謎の男を演じている。プロデューサー曰く“後半のキーとなる役”だそうで、本人も「阿部さんを食う勢いでやってやります!」と語り、やる気満々の様子だった。ファンが見守るなか、ようやくバカリズムの出演回が放送されたのだが、「勢いは、ないな」という声が……。

「新しいボスキャラの世良公則(59)や、意外に出番の多い今田耕司(49)に、注目が多く集まってますね。次回予告にも一切出てきていませんから、活躍するまでにはまだ時間がかかりそうです。しかし今回の新キャストでもっとも評価の高いイヤミな演技をする小泉孝太郎(37)と、なんらかの確執があるようで、その辺りがラストに向かって動いていくんでしょう」(テレビ情報誌ライター)

 ドラマに芸人が出演することがいまや珍しいことではなくなったが、そうした背景に「芸人の演技力があがっている」ことがあると同氏は解説する。

「園子温映画の常連であるアンジャッシュ児嶋、朝ドラ『まれ』で高い評価を受けたドランクドラゴン塚地など、とくにコント芸人の演技力の高さはドラマのキャスティング会議でも必ず話題になります。バカリズムもそうですが、暗い役でも明るい役でもどちらでもこなせるので安心して台本を渡せますよね。さらに芸人を抜擢することで、ドラマを見ない層も視野に入れる事ができるんですよ。今田にせよバカリズムにせよ、今回の新キャスト発表で、ニュースとしていくつもの媒体にとりあげられていました」(同)

 初回はまだまだ鳴りを潜めているバカリズムだが、これからとんでもない化け物に変わるかもしれない。あの実力派俳優達の中で演技力を見せ付けて、見事後半のキーとなってほしいものだ。

(鰻谷ナンバ)

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