じゅんいちダビッドソンほか、「お笑いコンテスト覇者」が経験したツラすぎるバイト事情とは?の画像
じゅんいちダビッドソンほか、「お笑いコンテスト覇者」が経験したツラすぎるバイト事情とは?の画像

 メジャーなコンテストでようやく優勝して、ついにアルバイト生活から脱出! そんなジャパニーズドリームをゲットする芸人が、毎年コンスタントに誕生している。記憶に新しいところでは、『R−1ぐらんぷり2015』覇者・じゅんいちダビッドソン(40)だ。サッカー・本田圭佑のものまねで、ようやく世に出られるようになったが、デビューしてからおよそ16年間は、バイト三昧だった。兵庫県から上京後は、引越屋、深夜のスーパーマーケット、サンプリングディレクター(街中でサンプルを配るバイトの商品補充)、コールセンター。さらに、車の修理工場、駐車場、夜中のビリヤード場など。食うために必死で働いた。そんなじゅんいちダビッドソンも、現在ではTV番組で大活躍。お笑い番組だけでなく、サッカー番組の“マンフト”こと『MANDAY FOOTBALL R』ではコーナー企画でナレーションを担当している。

 同じく『R−1』の15年度覇者のやまもとまさみも、芸人とバイトの掛け持ち状態だった。彼は、決勝戦の当日まで、電気製品の実演販売、大工、美白美容液の販売といった3つのアルバイトで生計を立てていた。過去には、洗濯バサミのバネを緩めるだけという、謎のバイトも経験。その洗濯バサミは、セクシー女優が撮影で体中に挟まれるときに使用するものだったという。ちなみに日当は、5,000円だったとか。

 また、苦節16年で地獄から脱出できたのは、『キングオブコント2012』覇者のバイきんぐ。小峠英二は決勝当日も朝6時まで、害虫駆除のバイトをしていた。当時の敵は、ゴキブリとネズミ。渋谷の夜の飲食店フロアでは、ネズミを大群で捕獲。中華屋では、体長30cmオーバーのネズミと闘った。ある小料理屋の屋根裏では、腐って溶けたネズミの死骸が電気配線と絡まりあっているのを処理したこともあるそう。これだけやっても、時給はたったの900円。唯一の救いは、トリモチをセットしたら長い放置時間=休憩が与えられた点だったという。

 M−1の成功で、R−1、キングオブコント、THE MANZAIなど、数多くのお笑いコンテストが開催されるようになった。2015年に復活したM−1の決勝戦は12月6日に生放送される。この日にまた、ジャパニーズドリームを手に入れる新たな芸人が誕生するかも?

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