一方の『パワフル』は液晶タイプ。演出モードが選べるようになっていて、かつてのオリジナル版の魅力をそのまま再現した「クラシカルモード」がイチオシです。どのラインに7が揃っても大当たりで、7がそろったラインの数で大当たりのラウンド数を示唆。またメロン図柄の先に7図柄があるので、メロンを越えられるかどうかの瞬間は思わず手に汗を握ります。

パワフル
フィーバーパワフル
(SANKYO)
◆大当たり確率:1/99.9
→確変(ST)時:1/12.0
◆ST突入率:100%(8回転)
◆時短:25回転or50回転or100回転

『パワフル』は『クィーン』より少しだけ出玉や時短回転数に幅があり、いいほうに偏れば短時間でも一撃が見込める瞬発力があります。朝から『パワフル』で粘っていたのに、夕方まで出玉の少ない当たりばかりで、いっこうにプラス域の壁が破れなかった日がありました。ところが今までと同じペースで大当たりしていても、大きなラウンド振り分けがちょっと続くと一気に箱積み。帰る頃には余裕の日当確保でした。

 堅実な『クィーン』と一撃がある『パワフル』。それでも長時間粘ればポテンシャルに顕著な差はありません。それではパチプロ目線で比べてみましょう。『クィーン』には誰にでもできる超カンタンな「おトク打法」があります。それは大当たり直後のST確変中、玉を打たずにジッと眺めているだけ。もし連チャンすれば大当たりラウンド消化中に空いた保留が勝手に埋まってくれるので、無駄な玉を減らさずに済むのです。何の技術もいりません♪ わしは常に実行していますが、必ずと言っていいほど隣のお客さんにマネされます。繰り返すほど差が付きますからのう。しかし『パワフル』では仕組みが違うために同じ節約術が使えません。……と言うことで、僅差ながらわしが選ぶ今年の頼れる機種ナンバーワンは『クィーン』に軍配です。

 いずれの機種もいろんなホールに幅広く設置されており、常連客や一見客を問わず愛されています。こういうロングラン機種はホールも大切に扱うので、地味な存在ながらも勝ちやすい可能性が高いのです。皆さんもぜひ両方試して魅力を比べてみて欲しいと思います。

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