アイドルから女優へと転身! これは芸能人のキャリアプランとしてよくあること。アイドル時代のイメージを払拭するのはなかなか難しいことですが、それを乗り越えて成功した人たちもいます。ここでは見事転身に成功した女優さん5人を紹介します。
●上戸彩(30) 大ヒットドラマ『半沢直樹』や『昼顔』で存在感をアピール。今年の4月に放送された木村拓哉主演のドラマ『アイムホーム』でも好演した上戸彩さん。実は、4人組女性アイドルグループ「Z-1」のメンバーでした。99年にCDデビューし、アイドルとして歌とダンスを披露していましたが、02年上戸さんのソロ活動開始により活動停止。アイドル時代から上戸さんは歌がとても上手く、その可愛らしい歌い方にファンも多数! なんと2004年には紅白にも出場しています。
●早見あかり(20) 14年、NHK連続テレビ小説『マッサン』に出演。今年はフジテレビ系ドラマ『ラーメン大好き小泉さん』でも主演も務めました。いまでは映画やドラマで大活躍の女優さんである早見あかりさんですが、16歳まで「ももいろクローバーZ」に在籍(当時のグループ名は「ももいろクローバー」)。“ももクロのクールビューティー”としてサブリーダーを務め、メンバーの精神的支柱にもなっていたそうです。
●永作博美(45) 演技派女優として、ドラマや映画の主演を多数務めてきた永作博美さん。20代半ばに女優へ転身する前は、3人組女性アイドルグループ「ribbon」のメンバーでした。歌だけでなくコントにも積極的で、彼女たちメインのコント番組まで持っていたというほど。そんな経験がいまの女優業に活きているのかもしれません。
●満島ひかり(29) 今年放送されたドラマ『ど根性ガエル』(日本テレビ系)でピョン吉役を演じた満島ひかりさん。声だけの出演にもかかわらず、その圧倒的な存在感は反響を呼びました。昨年は『若者たち2014』『ごめんね青春!』と続けて連続ドラマのヒロインを務めるなど順風満帆。そんな彼女は、安室奈美恵を輩出した沖縄アクターズスクール出身。男女7人組ユニット「Folder」(のちに女性5人組の「Folder5」)に在籍し、97年にCDデビュー。当時のメンバー同士の絆は強く、現在でも交流があるそうです。
●仲間由紀恵(36) 『トリック』や『ごくせん』などのコミカルな役から、NHKテレビ小説『花子とアン』での蓮子役、最近では、故・森光子さんの代表作である舞台『放浪記』の主役を継承し、国民的女優として歩み続ける仲間由紀恵さん。もともと、90年代前半から中盤にかけて活躍した女性アイドルグループ「東京パフォーマンスドール」の研修生でした。ちなみに、「東京パフォーマンスドール」といえば、同様に現在は女優として活躍中の篠原涼子さんがフロントメンバーの一人として在籍していたことも有名ですね。そのほかにも、仲間さんはアイドルにはお決まりの写真集を出したり、小室哲哉プロデュースでCDをリリースしたり、テレビゲームのテーマソングを担当したり、アニメ作品で声優をしたりと、幅広く活動していました。
たとえアイドルとしてブレイクしても、その看板を外した途端に忘れられてしまうことも多い芸能界。彼女たちが女優として成功した陰には、想像もできないような努力があったのかもしれませんね。