美肌のカギは腸!! 胃腸から美しくしてくれる「漢方薬」3つの画像
美肌のカギは腸!! 胃腸から美しくしてくれる「漢方薬」3つの画像

 最近、肌が荒れてきて……これも冬の乾燥のせいね、とお思いのアナタ。肌荒れの原因はそれだけではないかもしれません。周りでは、「忘年会という名の飲み会、これで今週3回目!」といった声も。これからさらに、クリスマスに新年会とイベントが盛りだくさん。人によっては追い忘年会、追い追い忘年会と正月前の酒マラソン。そんなアップダウンの激しい食生活ではお肌にそれなりのストレスが……。

 そこで美肌を保つために注目したいのが、そのモトとなる腸。腸内環境は腸にいるたくさんの菌によってつくられます。そのたくさんの菌がいる状態を、植物が群れている様子にたとえ「腸内フローラ」と呼びます。腸内環境で悪玉菌が優勢になると消化吸収、ホルモンに影響が。そうならないよう、ヨーグルトを摂ることはとてもよいと思います。しかし! 悪玉菌の大好物は忘年会メニューに多く見られる脂っこい食事。せっかくヨーグルトで善玉菌を応援しているのに、こってりメニューで悪玉菌も増やしてしまう……、そんな年末の悩める腸内環境を手助けするとっておきの漢方3種をご紹介します。漢方と聞くとお高~いイメージがありますが、市販されている漢方は1回分が100円~300円前後と無理なくチャレンジできるお値段です。

●人参湯(ニンジントウ)……下痢、胃もたれに効果アリ 滋養強壮薬として知られている人参、水分の代謝異常を治す蒼朮(そうじゅつ)、健胃作用のある蒸し乾燥ショウガ、緊張を緩和する甘草を配合。胃腸虚弱、もたれ、下痢に効果があると言われています。

●大黄甘草湯(ダイオウカンゾウトウ)……便秘解消に効果アリ 大腸を刺激する下剤効果のあるタデ科根茎大黄と、上に挙げた甘草の2種で、腹痛や排便痛を和らげて便秘解消に期待ができます。

●桂枝加芍薬湯(ケイシカシャクヤクトウ)……下痢&便秘に効果アリ 発汗作用のあるシナモン、血行不良を緩和する芍薬、体をあたためる乾燥ショウガ、腹痛を緩和する乾燥させたナツメの果実、甘草の5種で、腹痛を和らげお腹の張りを解消します。こちらは下痢の時でも便秘の時にも使えます。

 大黄甘草湯などは妊婦さんに副作用がでる場合もあるので、市販の漢方薬を買う際には必ず薬剤師に相談しましょう。漢方薬の多くは腸内細菌がその成分を分解して効果を発揮するものなので、ヨーグルト等で乳酸菌を増やしたうえで、漢方で菌を応援してあげてください。腸美人はすなわち肌美人。ギリシア神話の花の女神をも意味するフローラ(flora)、腸美人でいられるためにそんな腸キレイなお花畑を作りましょう! 

長谷川正和
86年、神奈川県生まれ。男性のハンドモデルとしてコマーシャルから広告、再現VTR等に出演。物心ついた頃からお腹が弱いため、身体の「中身」のスキンケアも徹底している。

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