交通事故に遭った時の対処法…必ずすべき10のことの画像
交通事故に遭った時の対処法…必ずすべき10のことの画像

 避けて通れれば最良だが、もし、遭遇してしまったら……。最悪の事態に備えてぜひ一読! 絶えることなく、毎日、日本のどこかで発生し続ける交通事故。ドライバーにしろ、歩行者にしろ、交通事故に一度巻き込まれれば、いい思いをする人は誰一人としていない。昨年だけで約57万3000件もの交通事故が発生し、71万人以上が負傷、4113人が死亡と、悲惨な数字が並ぶ。さらに恐ろしいのは、これだけ多く発生していながら、ほとんどの人が、遭遇時に適切な処置を取れないことである。「事故経験の有無にかかわらず、ほとんどの人が、いざというときに適切な対処ができません。そのため、被害を拡大させたり、ケガを重症化させてしまったり、その後の示談で“損”をするような目に遭ってしまう可能性があるんです」(交通ジャーナリスト)

 被害拡大にしろケガの重症化にしろ、いずれも避けたいものばかり。そこでまず確認してほしいのが、交通事故が発生してから処理までをチャートにしたものと、交通事故に関わる法律の相関図だ(文末)。もちろん、すべてを暗記する必要はないが、おおまかに知っておくだけでも違うはずだ。そして、事故発生直後にすべきこととして4つを挙げたが、中でも重要なのが、(1)救急救護措置。事故直後のドライバーは、気が動転していて冷静な行動が取れず、負傷させてしまった人の救護にすぐに移ることができない場合があるからだ。「事故の当事者は、負傷者を即座に救護する義務が課せられていて、それをしない運転手は10年以下の懲役や100万円以下の罰金に処せられます。それに、すぐに救急車を呼べば助けられる命もある。ケガを負わせるか、あるいは、人の命を奪ってしまうかでは、大きく変わってしまいますから、すぐに救護に向かい、119番通報をしてほしいですね」(前同)

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