渡部建は最有力じゃない?「ポスト彦摩呂」を虎視眈々と狙うグルメ芸能人たちの画像
渡部建は最有力じゃない?「ポスト彦摩呂」を虎視眈々と狙うグルメ芸能人たちの画像

 テレビ番組において、なくてはならないグルメというジャンル。その料理がいかに素晴らしいかをコメントし、視聴者に伝えるグルメリポーターは数いれど、その腕を評価される人物はさほど多くはない。一時期、食レポ番組は「味のファンタジスタ」彦摩呂(49)の独占状態であったが、近年、100キロを超える超肥満体になってしまい、「体が心配で料理が頭に残らない」との声が続出。本人も健康状態を気にしてか、仕事をセーブする状態となっている。つまり、グルメリポーターという「席」にひとつ空きができているのだ。彦摩呂が居た席に座る次のタレントは誰か? その有力候補のひとりが、アンジャッシュ・渡部建(43)である。

 もともと「恋愛心理学」や「高校野球」などうんちくを得意としていた渡部だったが、目下のブームは食べ歩きで、365日外食。一日でも休みが取れれば地方の名店まで足を運び、2014年にはグルメ本も出版した。美食を武器に数々のバラエティ番組に出演。結果、軽妙なトークが認められ『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)や『水曜歌謡祭』(フジテレビ系)などMC仕事をゲットするも、蓋を開けてみれば「実は底が浅かった」ことがバレ、スタッフからの評判はさんざんとの噂。最近のグルメアピールは、その実力のなさをカバーするためのものと思われるが、まだ付け焼刃の感は否めない。ポスト彦摩呂になれるかどうかは、今後の精進次第だろう。

 いっぽう、マイペースに我が道を進んでるうちにグルメリポーターとしての地位を確立した男もいる。ネイチャージモンこと寺門ジモン(52)だ。前出の渡部建も認める「間違いなく芸能界で一番美味いものを食べている人」で、日本料理、寿司、中華、フレンチ、イタリアン……名店と呼ばれる店への食べ歩きはもちろん、マグロを知るために漁船に乗ったり、稲作の研究に中国・雲南省まで出向くなど、その食に対する研究心は凄まじいほど。また、肉に関しては究極を極めており、肉の競りに参加したいがために家畜商の資格を取得し、2011年には松坂牛一頭を195万円で落札。焼肉だけで年に150万円は費やし、そのため貯金はゼロというマーベラスな「肉バカ」なのだ。とはいえ、こうしたジモンの情熱は度を越え過ぎていて、周囲はやや引き気味。「うざい」「話が長くてめんどくさい」など、バラエティ番組でも、グルメバカとしていじられ始めてしまい、グルメリポーターとしての未来に暗雲が漂い始めている。

 そして、次世代の彦摩呂を狙うダークホース的人物がジャニーズ事務所の中堅、V6の長野博(43)なのである。年間1千軒以上のレストラン巡りを公言しているグルメ王・長野。その趣味をいかして『水野真紀の魔法のレストランR』(毎日放送)にレギュラー出演しているが、番組の収録で4軒食べ歩いた後にも、さらに数軒のレストランを「個人的に」追加取材、そのこだわり様に「アイドル界の魯山人」の呼び声も高い。自宅には28種類の塩と14種類のラー油、ハチミツにいたっては22種類も揃えており、もはやグルメというよりマニアの域だ。先日、女優・白石美帆(37)とのデートをマスコミにキャッチされた際も、お忍びの現場は横浜の中華料理店。ガイドブックにも載っていないとっておきのお店だというから、ガチな食通であることが窺える。グルメ番組のコアな視聴者である女性にとっては、長野こそ申し分ない人材だと思うのだが、いかがだろうか。

 一発当てれば、書籍の出版に商品開発、店舗プロデュースなどビッグビジネスに繋がりやすい食タレ。そこに芸能人が群がるのも、無理もないことである。はかなげに垂れた蜘蛛の糸をつかむのは、いったい誰だ!?

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