これでダメ男とさよなら!? 「悪縁切り」スポット巡りで心機一転の新年をの画像
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 優しい人だと思っていたのにDVをふるわれた。贅沢はさせてくれるけど浮気三昧。結婚するまではイイオトコだと思っていたのにまったく働いてくれなくなった……そんなダメ男に、振り回されていませんか? そのままでいいですか? 一生、ダメな男に踏みにじられる、そんな人生を過ごすつもりですか? 本当は縁を切りたい。でも、どうすればいいかわからない。相手に情があるからこそ、別れ方が難しいですよね。「幸せになりたい」と切望するのであれば、悪縁を断ち切ることで有名な大阪の「縁切りスポット」を巡りましょう。悪縁は2015年中に断ち切って、2016年は素敵な年にしましょう!

 さて、そんなアナタにまず訪れてもらいたいのは、大阪市天王寺区生玉町の「鴫野神社(しぎのじんじゃ)」。「いくたまさん」と呼ばれる「生國魂神社(いくくにたまじんじゃ)」の境内にある、とてもかわいらしいお社です。

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 江戸時代、大阪城に異変が続き、その原因は「淀殿の祟り」だと考えられたことがありました。当時、鴫野にある弁天島に淀殿を祀った社が建てられましたが、明治10年に現在の場所に移転。ちなみに淀殿というのは豊臣秀吉の側室で、別名「茶々」。父は浅井長政、母は織田信長の妹お市の方で、秀吉の正室「ねね」と同様に「みだいさま」と呼ばれ、豊臣秀頼の母としてその勢力を誇った女性です。時代に流されることなく、わが子を守ろうと生き、徳川家康の権力に屈することなく自害して果てたその生きざまから「女性を守り、悪縁を取り去り、良縁を結ぶ女神様」として人気を集めています。

 心の底から「悪縁から切り離してください」と願いながら参拝すれば、きっと腐れ縁も切れることウケアイ。社の前には「崖縁占い(がけっぷちうらない)」という占い所があり、恋愛について占ってもらうことができるので、気になる人は、次にくるはずの良縁がいつ訪れるのか占ってもらっちゃいましょう。

 鴫野神社にお参りしただけじゃ、まだまだ安心できない! そんな人は、同じく天王寺区の空清町にある「鎌八幡」へ向かいましょう。この鎌八幡は、その境内に立つ榎(えのき)の霊木が信仰の由来となっていてます。大阪冬の陣の際、その霊木の話を聞いた真田幸村がこの地に陣を構え、霊木に鎌を打ちつけて「鎌八幡大菩薩」と勝利を祈ったところ無事戦いに勝つことができ、御礼として榎の周りにお堂を建てたといいます。町名の「空清」という言葉からも、ここがいかに古くからパワースポットとして愛されてきたかがわかりますよね! 真田幸村が社を建てて以来「鎌八幡」に鎌を打ちつけて祈ると願いが叶うとされています。特に「悪縁切り」「悪病切り」にご利益があるとして、悩める女性や、病に悩む人たちから厚く信仰されるようになり、いまでも多くの人が鎌や絵馬を奉納して縁切りを願うそうです。

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 ちなみにこちらの鎌八幡は、境内写真撮影は絶対厳禁。打ちつけてある鎌に触ったり、ほかの人の願いが書かれた絵馬を読むことも禁忌とされています。こうしたルールを破った人たちもいるようですが、それはすがるような思いで鎌八幡を訪れた人たちの願いを踏みにじる最低最悪な行為。悪縁が自分自身に返ってしまうことになるので、鎌八幡の中では決められたルールをきちんと守りましょう。

 悪縁はもちろん、あなた自身に必要のない「いらない縁」や「いらない病」なども切り捨ててくれる大阪の縁切りスポット。悪縁を捨てて心にスペースを作れば、そのスペースに良縁が流れこんでくるはずですよ!

わぐりめぐみ
東京生まれ。作家・編集ライター・シナリオライター。るるぶ等旅行雑誌から職歴をスタート。ティーン、ストリート、サブカル、ライフスタイル誌等で幅広く活躍。著書に『そして、ありがとう… 犬と私の12の涙』(日本文芸社)、『B型妻VSA型夫 毎日がグチLove』(笠倉出版社)、共著に『ミニチュアダックスフントの洋服屋さん』(実業乃日本社)等がある。

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