●衝撃度62%=1991年 とんねるずパンツ一丁事件……この年に勃発した湾岸戦争と日本の対応を風刺する歌詞で大ヒットした『情けねえ』を引っさげ、紅白に初登場したとんねるず。紅白出場組が集結した記者会見の際、石橋貴明(54)が「皆さんも受信料を払っていればきっといいことがあります」とフッておいた通り、石橋は背中に「受信払」、木梨憲武(53)は「料をおう」と、一見、わかりにくい分け方で書いてあるが、二人並ぶと「受信料を払おう」という2行の文章になった。しかし、2人は赤と白のボディペインティングをしていたものの、パンツ一丁。このパフォーマンスが功を奏したのか58.2%の視聴率を記録した。

●衝撃度56%=1992年 小林幸子(61) 電飾トラブル事件……毎年恒例の豪華すぎる衣装で、「ラスボス」ともいわれていた小林幸子。この年は「光のファンタジー」なるテーマで6万2500個の電飾をつけて登場したが、なんと一部しか点灯しなかった。約3千人の観客は静まりかえり、小林自身もトラブルが発生したことは薄々感じていたが、番組終了後、録画で電飾が不発だったことを確認。正月はヤケ酒をあおったという。

●衝撃度45%=2013年 綾瀬はるか(30)いくらなんでも噛みすぎ事件……緊張のためか噛み噛みになり、もはや伝説ともなった綾瀬の司会。紹介する曲名を間違える、セリフが出てこずしどろもどろは序の口、審査員の杉良太郎(71)に同じ曲で2度コメントを求める、美輪明宏(80)の話をぶったぎるなど「やらかし」を連発した。しかも、東日本応援ソング『花は咲く』では歌いながら「ワケもわからず」(本人談)号泣。同じホリプロの先輩、和田アキ子(65)が心配した通りの迷司会であった。今年もなぜか紅組司会に抜擢された綾瀬だが、これは観るしかないでしょう(苦笑)。

 特に2014年はハプニング豊作の年であった。AKB48の歌唱中、舞台裏にカメラが切り替わりスタッフや機材などが映し出されるアクシデントに始まり、カープファンのポルノグラフティが「来年は黒田が帰ってきます」などと何の脈略もないマイクパフォーマンスをしてしまう放送事故も。そして極めつけは紅組司会・吉高由里子(27)の「不思議ちゃん」ぶりだ。終始、妙な間の取り方でヒヤヒヤものだったのだが、大トリの松田聖子(53)を前についに沈黙、さすがの聖子ちゃんも戸惑い気味であった。エンディングでは一転、元気に「イエーイ!」とピースサインをキメるも、視聴者からは「挙動不審」と大不評。とはいえ、これでも一昨年の綾瀬はるかよりはマシとの評価だったのだが……いったいどうなる、今年の紅白!?

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