恋愛運上昇間違いなし!? 「女性の神様」に恋愛のお願い事ができる神社の画像
恋愛運上昇間違いなし!? 「女性の神様」に恋愛のお願い事ができる神社の画像

 恋愛に効く神様の筆頭といえば「出雲大社」が有名ですよね。出雲大社の大国主命は有名な大黒様ですが、この神様は各地に妻神さまがいたといわれています。だから、よくよく考えてみるとそんな浮気な神様を拝むなんて、ヘンじゃない!? ここ、男性向けの恋愛パワースポットなんじゃないの!? ……と、疑問に思った女性も多いはず。そう、女性の気持ちは女性にしかわからないもの。どうせ初詣に行くのならば、女性が祀られていて効果バッチリな神社に行くべき! というわけで探しました、行ってきました。愛知県は知多半島にある、「恋之水神社」!!

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 まず一番最初に目にはいってくるのは、鳥居の色。ずばり、水色です。写真では見にくくて本当にごめんなさい。でも、まごうかたなき水色なんです。30代後半以上の年齢の方なら「ああ、そうね。恋は水色だよね」なぁんて、昭和な名曲を思い浮かべてもらえるかもしれませんが、本当に鳥居らしからぬキュートな色合いに目を奪われます。

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 鳥居にはしっかりと「恋之水神社」の名前が。うん。わかりやすい! 早速境内に入ってみると、小さな池にはたくさんの恋……ならぬ、鯉がいました。と、オヤジギャクにギクシャクしつつ、さらに階段を下ります。

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 そしてついに恋に効くといわれる桜姫の石碑に対面です。いまから800年以上前、1192年に桜姫という当時の大納言の息女が、家来と恋仲になり、ふたりで山城国北山村(いまでいう京都の北のほう)に隠れ住んでいたといいます。あるとき恋人が不治の病にかかり、姫は当時万病に効く特効薬だと言われていた、この地に湧き出る泉の水を汲みに訪れたそうです。しかし、土地に住む人が冗談で「あなたが探している水は、いままで来たのと同じくらい東の方にある」と言ったことにショックを受け、その場に倒れて命を落としてしまいました。わが身を捨ててまで愛する人に尽くそうと旅に出て、帰ることなく死んでしまった桜姫。そんな彼女をここに祀ったことから、湧き水は「恋の水」とも呼ばれるようになり、この水を汲んで桜姫に捧げると恋が叶う……と伝えられるようになったとか。

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 かなり可哀想なお話ですが、桜姫の恋人を思う一途な気持ちはまさに至上の愛! そのご利益を求め、恋の水を汲みにくる参拝客は後を絶たないのだとか。ちなみに、売店で紙コップ(200円)を買い、願いごとを書き入れます。井戸から汲んだ水をコップに入れて桜姫に供えるのが参拝のお約束。願いごとが恋ではなく病気治癒だったりする場合は、本殿にお水を供えましょう。

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 さらに神頼みをしたいならリラックマの激カワな絵馬(500円)もおすすめ。本来はお願い事を書いて神社に奉納する絵馬ですが、神主さんに伺ってみたところ「お土産に買って帰られる方も多いんですよ」とコッソリ教えてくれました。これ、リラックマファンにはたまらないお土産ですよね。2016年、ステキな恋が、見つかりますように。桜姫とリラックマに願掛けすれば、きっと怖いモノナシですよ!

わぐりめぐみ
東京生まれ。作家・編集ライター・シナリオライター。るるぶ等旅行雑誌から職歴をスタート。ティーン、ストリート、サブカル、ライフスタイル誌等で幅広く活躍。著書に『そして、ありがとう… 犬と私の12の涙』(日本文芸社)、『B型妻VSA型夫 毎日がグチLove』(笠倉出版社)、共著に『ミニチュアダックスフントの洋服屋さん』(実業乃日本社)等がある。

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