世界で頂点を極めたアスリートたち。そんなスーパースターのなかには、意外にも日本を愛するという人物がいるようだ。

●アレッサンドロ・デル・ピエロ(41)……元・イタリア代表として活躍したサッカー選手、デル・ピエロは大の親日家として知られており、2012年には東日本大震災の被災地のためチャリティープロジェクトを立ち上げた。Tシャツなどのグッズの売り上げ2400万円を寄付したことが伝えられている。そんなデル・ピエロが日本に興味を持ったきっかけは、小学生時代に「国をひとつ選んで発表しなさい」という地理の課題で、たまたま日本を選んだから。日本のプロレスファンとしても有名で、好きな選手は藤波辰爾、アントニオ猪木、タイガーマスクらしく、2005年には『ワールド・プロレスリング』(テレビ朝日系)にも登場。藤波とインタビューで対面し、ドラゴンスリーパーをリクエストしていた。

●ランディ・ジョンソン(52)……元MLBプレイヤーであり、サイ・ヤング賞に輝いたこともある巨人、ランディ・ジョンソン。日本野球のMLB選抜として来日したことから日本にハマり、『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)内の「食わず嫌い王決定戦」など、何度も日本のバラエティ番組に出演。また、お忍びでも数多く来日し、プライベートで富士山登頂にもチャレンジ済み。なお、来日した際には西新宿でヘビーメタルのCDを買い漁っているらしく、その姿がたびたび目撃されている。

●フェルナンド・アロンソ(34)……当時のF1史上最年少ドライバーズチャンピオン記録を樹立した、スペイン出身の凄腕レーサー、フェルナンド・アロンソ。江戸時代に書かれた書物『葉隠』に影響を受け、首から背中にかけて武士のタトゥーを入れている。秋葉原の大ファンで、日本グランプリ直後に買い物している姿が連日目撃されたりもした。また、2011年に東日本大震災が発生したときには、フェラーリの日本語公式サイトを通じて「日本の悲劇を目の当たりにすると、F1のこと、タイヤ、エンジンなどといった問題の優先度なんて低くなる」と思いを語った。

●ミルコ・デムーロ(36)……イタリア最高峰の騎手であり、最近は日本でも馴染みの深いミルコ・デムーロ。外国人騎手として初となる日本ダービー制覇を達成したときには、「イタリアのダービーを5回勝つより、日本のダービーを1度勝つほうが嬉しい」と感激の涙を流した。なお、武豊(46)いわく「よく競馬新聞を見てる」そうで、競馬用語であれば漢字が読めるというデムーロは、レース前に競馬新聞を通して作戦を立てることがあるのだとか。

●ノニト・ドネア(33)……世界4階級制覇を成し遂げたフィリピンのボクシング王者、ノニト・ドネア。元WBO・IBF世界スーパーバンタム級統一王者、元WBC・WBO世界バンタム級統一王者、元WBA世界スーパーフライ級暫定王者、元IBF世界フライ級王者という、頂点を極めた男だ。子どもの頃から日本の文化や歴史、そして礼儀に興味があり、プライベートでもたびたび来日しているドネアは、漫画『はじめの一歩』の愛読者で、最新話を日本に住む友人に英訳してメールで送ってもらうほど。さらに、2002年2月に行われたマヌエル・バルガス戦では、主人公・幕之内一歩の必殺技デンプシー・ロールを独自に改良して、フラッシュ・ステップという技を実際に使ってKO勝利を奪ったほど。

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