Kis-My-Ft2 「グループ内格差」をも逆手にとる“たくましさ”の画像
Kis-My-Ft2 「グループ内格差」をも逆手にとる“たくましさ”の画像

 Kis-My-Ft2の「フロント」北山宏光、藤ヶ谷太輔、玉森裕太と、「バック」の千賀健永、宮田俊哉、横尾渉、二階堂高嗣との間に“グループ内格差”があることは、以前から噂されていた。フロントに対してバックは衣装からなにからが地味。しかし、この歴然とした差を逆手にとって、バックの4人がSMAP・中居正広プロデュースで舞祭組という新ユニットでデビュー。3枚のシングルに続き、同じく中居が1stアルバムも手がけることが発表された。いまでは、その知名度も上がりキスマイ全体が立派な勝ち組となった。

 キスマイとして歌手デビューしてからはまだ4年ほどだが、ジャニーズJr.入りしてからは各々10年以上経っている。現在に至るまでには、微笑ましいエピソードもふんだんにある。Jr.時代もっとも早く頭角を現したのは、北山と藤ヶ谷の「ふじきた」。ローラースケートが上手だったのも、大きな理由だ。そんな2人より遅れてJr.入りしたのは、二階堂。彼にローラースケートを教えてくれたのは、横尾だった。しかし、お世辞にも教え方はうまいと言えなかったが、ジャニーズは完全なる縦社会。なにも言えず、横尾に従うよりほかなかったという。

 二階堂、横尾、宮田、千賀は昔から楽屋でもイジられることが多かった。ある日の楽屋では、この4人を床に寝かせ、その上を一糸まとわぬ姿にローラースケートだけを装着した玉森がジャンプ! 跳ねあがる玉森を見て、藤ヶ谷とA.B.C-Z・河合郁人は大爆笑したらしい。ほかにも、バックダンサーとして北海道を訪れた際、千賀を楽屋から雪が降りそそぐ外に放り出したり、宮田は、重ねた座布団に座らされ、ジャンプしながら座布団を1枚ずつ抜いていくという、だるま落としの餌食になったりもしたようだ。そのイタズラのほとんどは、藤ヶ谷のさしがねだったとか。いまやジャニーズを代表するグループとなったキスマイ、その人気のヒミツは個性豊かなメンバーの、笑いが絶えない関係にあるのかもしれない。

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