芸能界デビュー前、現在とは全く違う職業に就いていたという有名人は多いです。視聴者からすれば、テレビなどで活躍する華やかな姿しか見ていないので、いまいちピンときませんよね? というわけで、芸能界に入る前に意外な仕事をしていた芸能人を紹介します。
●福山雅治(46)シンガーソングライター、俳優
15年に女優の吹石一恵さん(33)との入籍を発表し、大きな話題となった福山さん。高校卒業後は半導体などをつくる地元企業に就職、会社員として5カ月間働いたのち上京しました。アルバイト生活を経て19歳で歌手、俳優としてデビュー。その後の活躍は言うまでもありません。
●元チェッカーズ・藤井フミヤ(53)ミュージシャン、俳優
高校時代からバンド活動をスタートするが、高校卒業後、国鉄(現JR)の鉄道管理局に就職し、駅で勤務。主に輸送係として、貨物列車の操車業務に携わっていたそうです。国鉄退職後、21歳の時にチェッカーズのボーカルとしてデビュー。ずっとスターなので、ミュージシャン一筋だと思っていた人も多いのでは?
●石橋貴明(54)お笑いタレント
帝京高校在学中は野球部に在籍した野球少年でした。高校生の頃から素人参加番組に出演していましたが、卒業後はホテルマンとして就職。その後、わずか数カ月で退職し、木梨憲武さん(53)とコンビで「お笑いスター誕生」に出演し、人気者となり一気にブレイクします。いまではハチャメチャなキャラクターですが、ホテルマン時代にどのような接客をしていたのか、興味深いですね。
●竹内力(51)俳優
『難波金融伝・ミナミの帝王』などのヒット作に出演し、いまや「Vシネマの帝王」の名をほしいままにしている竹内さん。なんと、俳優になる前は銀行員で、三和銀行(現・三菱東京UFJ銀行)に勤務していたんだとか。いまではちょっと怖い印象もある竹内さんですが、当時はさわやかな青年だったという噂です。
●高田純次(68)タレント、俳優
「芸能界一テキトーな男」として多くの人がその生き方に憧れる高田さん。子供の頃は神童と呼ばれるほど成績優秀でした。10代の頃はむしろ内気な性格だったそうです。20代から劇団に所属していましたが、生活が厳しく宝石販売会社に就職。ジュエリーデザイナーとして働いていたそうです。ちなみに、ダイヤモンド鑑定士という資格も保有しています。
●江角マキコ(48)女優、タレント
98年、主演を務めたドラマ『ショムニ』が大ヒットし、現在でも映画やドラマ、バラエティ番組で活躍中ですが、前職はバレーボール選手でした。日本たばこ産業女子バレーボールチーム(現JTマーヴェラス)に入団し、通常の勤務と練習に明け暮れていました。高校生の頃は体育教師を目指していたほどのアスリートだったのです。
●タモリ(70)お笑いタレント
いまやお笑い界のBIG3として頂点に立ち、押しも押されもせぬ地位を確立したタモリさん。若い頃から芸能界で活躍しているイメージがありますが、デビューは30歳と遅咲き。過去にはボウリング場支配人や保険外交員、喫茶店従業員など、さまざまな職業を経験しています。喫茶店時代は客からウィンナコーヒーを注文され、ウィンナーソーセージが入ったコーヒーを出すという、奇妙な店員として有名でした。
いくらタレントや俳優になりたくても、学校を卒業してすぐに夢を実現できる人はごくわずかです。多くの人は下積みの苦労を経験して表に出てきます。もし、あなたが芸能界に憧れているのなら、一般企業に勤めたり、生活の安定を保ちつつ、芸能界入りのチャンスを伺うのもアリなのかもしれないですね。