【フレーズ2】「予告は弱いけど7テンはエライでしょ!」

 一見簡単そうだけど、よく見てみるといつも使っている単語が別の意味を持っている……!? 考えれば考えるほど、わからなくなってくるのがこのフレーズです。注目すべきキーワードは「7テン」「弱い」「エライ」。

 まず「7テン」ですが、これは「7テンパイ」の略。つまり、7図柄でのリーチ成立を指します。パチンコを打たない方でも、「ラッキーセブン」という言葉は聞いたことがあるのではないでしょうか。パチンコの世界では「7」が最も価値が高い数字とされており、7図柄での大当たりは、ほとんどの台で確変大当たりとなります。さらに、他の図柄よりも出玉が多く獲得できたり、ST突入が約束される場合も。7図柄での大当たりは嬉しいことづくめなんですね~。


7図柄がテンパイする時には専用の演出が入る機種も!! 『牙狼 魔戒ノ花』より。

 当然7図柄テンパイはなかなかお目にかかれないのですが、そのかわり他の図柄でのテンパイに比べて期待度が大幅にアップすることが多いのです。例えば、人気機種『牙狼 魔戒ノ花』でも7図柄でのリーチは期待度が飛躍的にアップし、大当たり確定のプレミアム演出の発生率が高くなります。また、STタイプの機種においては、ST中の7テンパイで大当たり確定となるケースがほとんどです。むしろ、ST中の7テンパイが大当たり確定とならないような機種があろうもんなら、パチンカーたちは怒りまくるハズ。その際に使える「この台、ST中の7テンが確定じゃないんだけど(怒)」もまた、ツウフレーズのひとつですね。

 そして「弱い」「エライ」。これは、演出の期待度についての表現です。「弱い」=期待度が低い、「エライ(偉い)」=期待度が高い、となります。もちろん「エライ」のかわりに「強い」も使います。どちらも普段からよく使う言葉ではありますが、パチンコ用語としても使うと、少し意味が違ってくるんですね。特に「エライ」はパチンコ独特の表現なので、ピンとこない方が多いかもしれませんね。他に期待度を指す言葉として使われるのは、ベタなところでは「アツい」「サムい」、元来の意味から少し崩れた表現で言えば「安い」などが挙げられます。こういった独特の表現をナチュラルに使いこなせるようになれば、あなたもツウの仲間入りですよ♪

 というわけで、フレーズ2はわかりやすく訳すと、「期待度が低い予告しかでなかったけど、期待度の高い7のリーチになってるから当たる可能性はまだあるでしょ!」ということになります。ツウなパチンコフレーズを使えば、例文のようにコンパクト表現できちゃうので便利ですよ。

 前回よりさらにディープになったツウフレーズの数々、いかがでしたでしょうか? もしかしたら次回以降、さらにディープなパチンコワールドに皆様をお連れしちゃうかも!? 楽しみにして下さいね。それではGOOD LUCK☆ 

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