まずは税金も安く、購入資金や維持費のハードルが低い軽自動車から。2014年度は国内で売れた新車販売率で41%を占め、今や販売の主流を占めるのが軽自動車。そんな中から本誌がまずお勧めしたいのが、スズキ・ハスラーだ。広い室内空間とラフロードにおける走破性を備えた軽SUV(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)として、2014年1月に登場して以来、老若男女に支持され、販売好調が続いている。このハスラーを推す理由は、ひとえに、そのフォルム。CMキャラクターに懐かしのアニメ『Dr.スランプ』が登場しているが、そのイメージ通りポップなフォルムは、特に女子ウケする。「軽自動車に乗っている男子って……との女子評を気にすることなく所有できるハスラーは、さまざまな理由で軽自動車しか選ぶことができない人にお勧めですね」(若者向け雑誌で数多く寄稿する自動車評論家)

 続いてのお勧めは、軽オープンスポーツのダイハツ・コペン。2人乗りがネックと感じる読者もいるだろうが、「家族持ちではない場合、いざ所有すると、意外と問題どころか他の車にはない楽しさがあります。逆に、若い今だからこそ、所有できるチャンスと考えるべきです」(30代前半の自動車雑誌編集者) ホンダS660とともに軽自動車でありながら、本格的な走りを楽しめるスポーツカーのコペンは、スイッチひとつでルーフの自動開閉が可能で、しかも一部のグレードでは外観を着せ替えできる機能が備わっているなど、話題に事欠かないのだ。

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