売れないと誰でも考える!?「改名芸人」たちの明暗の画像
売れないと誰でも考える!?「改名芸人」たちの明暗の画像

 お笑い芸人にとって、芸名やコンビ名は大切な商売道具。しかし、思い切って改名することでブレイクした例が存在する。占い師・ゲッターズ飯田の占いによって「杉山えいじ」から改名したスギちゃん(42)は、2012年に大ブレイクした。もっとも有名なところでは、海砂利水魚。TV番組の企画によって、くりぃむしちゅーとなって生まれ変わった後、現在の地位にまで上り詰めた。同じく、バカルディもさまぁ~ずになるや、知名度・仕事量共に一気にはね上がった。

 しかし、芸人のなかでは、改名に踏みきったものの、その後も鳴かず飛ばずだったり、また元に戻すという例もある。たとえば、水玉れっぷう隊。元自衛隊員で肉体派のケン(46)と、元スタントマンで、キックボクシング、空手経験もある“ケンカ無敗男”アキ(46)のコンビだ。ふたりは08年、『やりすぎコージー』(テレビ東京系)で、「バイキング」に改名した。しかし、まったく浸透しないうちに再改名。元に戻した。このおよそ2年後、バイきんぐが『キングオブコント2012』で優勝。さらに、『笑っていいとも!』(フジテレビ系)の後釜として2014年から『バイキング』(フジテレビ系)がスタート。水玉れっぷう隊だけが売れるチャンスを逃してしまった。

 その『バイキング』の裏番組『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)に出演中なのは、ライセンス。“よしもと男前ランキング”の殿堂入りをした藤原一裕(38)と、ダウンタウン・浜田雅功がもっとも信頼しているという井本貴史(37)のコンビだ。ふたりも07年、TV番組の罰ゲームで、「ザ・ちゃらんぽらん」に変えた。同じよしもとには、大ベテラン漫才コンビ「ちゃらんぽらん」がいたため、「ザ・」を付け足した。しかし、結果は大不評。1年を待たずして、さっさと元に戻している。さらに不遇なのが、アニマル梯団の2人。コンビ解散後の2004年、占い師・細木数子(77)によっておさる(47)は「モンキッキー」に、コアラ(46)は「ハッピハッピー。」に改名。しかし、当の細木自身がTVから姿を消し、2人共その後は鳴かず飛ばずに。現在は2人とも、元の芸名に戻している。逆に、同じように細木数子に「ピンク&グリーン」に改名を指示された次長課長は細木に従わず、その後、自力でブレイクを果たした。

「運も実力の内」という言葉もあるが、芸能界で「売れる」芸人は一握り。ゲン担ぎなど、何かにすがりたくなるかもしれないが、改名したらテッパンで売れる!というわけではなさそうだ。

本日の新着記事を読む