日本で飼育されているイヌとネコの数は約2000万頭。この数字は15歳未満の子どもの数を大きく上回っており、現代日本では子どもの数よりペットの数のほうが多いことを表しています。
ペット愛好者の中にはイヌやネコを家族の一員と考え、人間と同じ食べ物を与える人もいるようです。しかし動物にとって、これはありがた迷惑。人にはよくても、体の構造が違う動物には毒となる食べ物もあるからです。
たとえば、イヌにタマネギや長ネギはNG。赤血球が壊れて血尿、嘔吐、貧血などを伴う中毒症状を引き起こします。また、ネコにアワビやサザエを食べさせると光過敏症になり、皮膚の薄い耳に炎症が起きたりします。
他に生の豚肉、鶏の骨、スルメ、チョコレート、生卵、ミネラルウォーターなどもイヌやネコの健康を害する可能性があるといわれています。果物にも危険なものがあります。次のうち、イヌ、ネコに食べさせないほうがいいとされているのは?
(1)ブドウ
(2)バナナ
(3)ミカン
答え :(1)
出題:浜川卓也