キングカメハメハ譲りの対応力を持っている「朝日杯FS」2着のエアスピネル。父ダノンシャンティの瞬発力を受け継いだスマートオーディン。ハービンジャー特有のしぶとさが魅力のドレッドノータス。長くいい脚を使えるディープインパクト産駒のロイカバード……本番、ダービーに向けて、今年は、わくわくするようなパートナーがずらりと並び、悩む楽しさを取り戻せそうです。

 ジョッキーは、いいも悪いも、自分次第――結果を出せば、より多くの方から声を掛けてもらえるし、いい馬に乗せてもえらえるようになる。反対に、結果を出せなければ、騎乗機会はあっという間に減っていきます。負のスパイラルに陥るのか。それともまた、上昇気流に乗れるのか。2016年が、ジョッキー武豊にとって、勝負の年になりそうです。

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