阪神・金本新監督「絶対に失敗してはいけない」仰天ノルマでチーム鼓舞の画像
阪神・金本新監督「絶対に失敗してはいけない」仰天ノルマでチーム鼓舞の画像

「アニキの例の“賭け”が始まりましたで」と言うのは、スポーツ紙のトラ番記者。“アニキ”とは、ご存じ阪神・金本知憲新監督のことだが、まさか、昨年も処分者を出した野球賭博か!? トラ番記者が続ける。「いやいや、“金本賞”ですわ。現役時代、後輩にノルマを課して、それが達成できたらロレックスなどの高級時計をプレゼント。失敗したら、バリカンで頭を“虎刈り”にするというゲームをしとったのを、再開したんですわ。監督に就任した今年、否が応でも選手には頑張ってもらわなあかん。そりゃガンガンやるやろ、と思ってたら予想通りですわ(笑)」

 アニキ流の、選手を発奮させる戦略なのだ。「2006年のオフ、当時のエースだった井川慶投手がメジャー挑戦で抜けることを受け、“おまえら、来年何勝するんじゃ”と金本が言い出し、それがノルマに発展。恒例となり、金本の現役中は続いてたんです。安藤優也投手なんかは、モロに坊主に刈り込まれてましたよね」(球団関係者)

 事実、昨秋に安藤は、「(過去に金本賞の挑戦を)3回ぐらいやりましたけど、1回も勝ってない。ただ、この年で丸刈りはね……」と罰則への難色を示すも、先頃、会合で金本監督から直々に、「(金本賞のペナルティーとして)金髪になろうか?」と打診され、「金髪でいいなら、やろうと思います」と、あっさり参加を表明するなど、意外とノリノリなのが判明した。チームを鼓舞するカリスマ・金本知憲はココに在り。今年、与えるノルマとは? 「エライことですよ。藤浪晋太郎投手には最初、背番号の“19勝”って言ってたんですが、続けて大台の“20勝”、さらには“21勝0敗”と、このオフ中、どんどんハードルを上げてるんです。おまけに“マー君も24勝0敗をやったんだから、お前も”なんて言い出してるんです」(ベテランのスポーツ紙記者)

 他にも、正捕手を目指す梅野隆太郎選手、鶴岡一成選手らには100試合出場、西岡剛選手には20盗塁、鳥谷敬選手には20本塁打と、具体的数値を挙げてはハッパをかけている。「24歳の岩崎優投手に至っては、“先発3番手を目標に”を皮切りに、“12勝”“投球回160”“防御率2点台”“プロ初完投”“開幕カード登板”と、気づけば5つも突きつけていた。これじゃあ、いくら髪があっても足りませんよねえ」——とはいえ、高い目標を達成すれば優勝は目の前。アニキの“賭け”は、奏功するか?

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