山下智久、ソロでも大活躍の「キラキラ王子様」ができるまでの画像
山下智久、ソロでも大活躍の「キラキラ王子様」ができるまでの画像

 ソロ歌手で俳優もこなし、ジャニーズアイドルの中で唯一無二の存在である山下智久。主演したフジ月9ドラマ『5→9~私に恋したお坊さん~』の好演も記憶に新しく、4月公開予定の話題作『テラフォーマーズ』にも出演と、まさに順風満帆な活躍を見せている。

 元NEWSのメンバーだが、ジャニーズJr.のころから「キラキラ王子様」が代名詞だったため、彼を売り出すためにNEWSが結成されたという噂が立ったほど。山下は、とにかくアイドル要素満載な男なのだ。

 さかのぼれば11歳でジャニーズ事務所に入所、きっかけは女手ひとつで育ててくれた母が、事務所に履歴書を送付したことだった。2人の子どもを育てるために身を粉にして働く母を見て育ったので、いつか恩返しをしたいという思いも背中を押した。芸能界にはもともと興味がなかったが、いつしかその世界に傾倒していったのは、ジャニー喜多川社長のおかげである。

 まだ自身がジャニーズJr.であるか判然としないころ、金曜日の夜になると電話がかかってくる。それが仕事の合図だった。そのため毎週金曜日、Jr.の面々は落ち着かなかったという。そんなある金曜日の夜、「YOU、日曜日にプール来ちゃいなよ」と、ジャニーさんに誘われた山下。アイドル雑誌の取材だと思って赴いたが、ただプールで遊ばせてもらっただけだった。当然、「?」である。ジャニーズには、社長であるジャニーさんには「タメ語」で話す、つまり敬語NGという風潮があり、山下はそんなジャニーさんのフランクさも大好きだった。

 ソロ活動をはじめて4年が過ぎ、山下はグループならではの強みとソロだからこその責任の重さをひしひしと感じている。Jr.時代に同じ釜の飯を食った仲間、嵐・松本潤とは今も親しい。同じ堀越高等学校出身で、松本が2年先輩だったのが距離を縮めた大きな理由だ。本人いわく、「なんとなく話しやすい」のだとか。

 松本が嵐のライブ演出を手掛けているのはすっかり有名な話だが、そのプロデュース力は年々上がっており、ここ数年では歌番組でも嵐5人の立ち位置とカメラアングルに意見を出すほどだという。そんな彼の才能を買っている山下は、自身のステージへのアドバイスも松本に求めているそうだ。

 そんな山下も30歳になり、先月27日にリリースした初のベストアルバム『YAMA-P』は、発売初週に5万枚を売り上げ、2月8日付オリコン週間アルバムランキングで初登場第1位を獲得した。ソロアルバム6作目中、通算3作目の首位ゲットとなる。ソロの歌手は軒並み売り上げがいまいちだといわれるジャニーズの中で、山下人気はずば抜けている。これも山下から大好きなジャニーさんへの恩返しなのかもしれない。

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