年明け早々に離婚騒動が持ち上がった松居一代(58)と船越英一郎(55)夫妻。具体的な動きはまだないが、おそらく資産に関してもめているのではないかと噂がある。というのも松居は著書やアイデアグッズで稼ぐ一方、投資にも熱心で、相当の資産を持っていると言われているのだ。そもそも松居は30年以上の投資歴を誇る凄腕の投資家としても知られていて、2013年にはアベノミクスに乗って「マンション5戸」分の儲けを出したとか。そんな松居の投資スタイルは、綿密にデータを集めて分析をするというものだそうだ。案外普通だと思いきや、その一方で、財布を布団に寝かせて休ませる、などというオカルト丸出しの方法も実践し、ついでにこの布団をちゃっかり商品化して開運財布とともに販売しているところが凄い。投資での儲けのほか、グッズや著書の印税を合わせると、資産は100億円とも推測されている。そんな松居の夢は、アメリカの番組放送枠を買って、ショッピングチャンネルを作るというもの。お金を「お金ちゃん」と呼び、「お金と交信している」と目を輝かせて言う松居の夢は留まることを知らない。
やはりアベノミクスに乗り1億円以上を稼ぎ出したといわれるのが、ボビー・オロゴン(42)。千葉に別荘を買ったり豪邸を建てたことで有名になったが、彼がやっているのが、FXや日経平均先物取引。メチャクチャな日本語を話す天然キャラで売っていたボビーだが、実はナイジェリアの国立大学経済学部を卒業した経済通だ。おまけに貿易商である父に幼少時から投資のスパルタ英才教育を受けていたそうで、今や日本経済新聞で「私の投資論」を語るほどの投資家ぶりである。そんなボビーも、昨年の世界同時株安では大きな損害を被り、その額は「牛40頭分」だとか。これに懲りて、当分はテレビで地道に稼いでいくことを誓っている。
小倉優子(32)も、アイドル時代の天然キャラと打って変わり、投資でしっかり稼いでいる。投資を始めたきっかけはテレビ番組の企画から。その後、経済誌で投資に挑戦をする連載を持つことになった。証券会社の口座開設申し込み用紙の住所欄に「こりん星」と書いて受付を拒否されるというスタートではあったが、それから本格的に投資の勉強を始め、芸能人ということで周囲からの情報やアドバイスもあり実績を上げた。その甲斐あって、投資に関するインタビューや雑誌連載をこなし、いつのまにかこりん星人から投資家アイドルへと変貌を遂げている。しかし、2008年のリーマンショックでは株の評価額が3分の1になるという手痛い損害をうけた。実際の投資で利益を上げた以上に、投資会社のCMや投資がらみの書籍のほうで稼いでいる、というウワサもある。
元祖男子バレーボール界のアイドル選手である川合俊一(53)だが、富士フィルムでの現役時代から株式投資をしており、投資歴は25年以上のキャリアを持つ。しかし、ずっと利益を上げ続けてきたというわけではなく、一時は2億にまで達した株がライブドアショックで大損害を受け、さらに追い打ちをかけるようにリーマンショックでもやられてしまい、計1億以上の損失を出しているという。2006年のライブドアショックの際は毎日400万ずつ減っていく日々が数週間も続き、その当時、川合は情報生番組『こたえてちょーだい!』(フジテレビ系列。2001年〜2007年)の司会者を務めていたのだが、証券取引所の午前の取引時間と放送時間が丸かぶりで、仕事中も株取引が心配で気が気でなかったという。その後、アベノミクスの波に乗り高級車2台分程度の儲けを出したそうだが、投資歴を通してみれば利益よりも損失のほうが多いと本人は語っている。昨今はデイトレードでコツコツと稼ぐスタイルをとっているという。
お笑い界で有名なのが、天野ひろゆき(45・キャイーン)。株式投資を始めたのはリーマンショック直後。100年に一度の危機、という言葉につられ、ここが底でこれ以上は下がることはないだろうと思い株に手を出したものの、買ったとたんに株価がさらに下がり、思わず「話がちがうだろ!」とうろたえてしまったとか。投資のスタイルは「トントンなら勝ち」という欲のないもの。楽しみながら勉強して、企業を応援することで最終的に儲かればいい、というデイトレードとは一線を画する中長期保有型のスタイルだ。株式投資を始める以前からは不動産投資をしており、マンションを2つ所有している。株式、投資信託、預金、不動産を合わせて、天野の資産は8億円と推測されている。
投資上手と言われる芸能人の様子を見てみると、儲けを出してはいるのだが、各人がそれぞれのタイミングで損失を出し痛い目に遭っていたりする。思えば、バブルの頃に株式や不動産への投資で名を上げていた芸能人の末路は哀れなものだった。歴史は繰り返す、と言うだけに、投資上手ともてはやされている芸能人も、この先いったいどうなるのか知れたものではない。