きゃりぱ、明石家さんま「神対応」が話題になった芸能人たちの画像
きゃりぱ、明石家さんま「神対応」が話題になった芸能人たちの画像

 1月17日に大阪の京セラドームで開催された関ジャニ∞のコンサートで、大倉忠義(30)が体調不良のため出演できないという事態になった。あくまでアクシデントなのだが、ライブが終わったあとに事務局から、メンバーが揃わなかったため、希望者にはチケットの払い戻しをするとアナウンスがあったのだ。この対応に対しファンからは、「いい公演だったから返金なんてしない!」という声があがり、「神対応」と賞賛された。このように「神対応」は、元々は不具合製品の修理サービスに関する手際の良さなど、企業による驚くほど行き届いた対応について用いられていたのだが、最近は芸能人のファンに対する優しい気づかいも、「神対応」と讃えられるようになっている。芸能人にとって、ちょっとしたファンサービスでも、受けたファンにとっては宝物のような体験となる「神対応」になるのだ。

 たとえば、プライベートでバカンスを楽しんでいるとき、ファンに記念写真を求められたらどうだろう? 「プライベートなので、ちょっと……」なんて、“邪魔するなオーラ”を出しながら断られても、不思議ではないシチュエーションだ。ところが、タイのプーケットでバカンスを過ごしていた、きゃりーぱみゅぱみゅ(23)は、ホテルの従業員からのプレゼント付きで「一緒に写真を撮っていただけませんか?」というメッセージをもらった。国内のホテルなら厳罰モノの行為だが、きゃりーは気分を害することなく応じたらしい。また、飛行機の後ろの席に座っていたファンにサインを求められると、ファイルケースに気軽にサインを書いてくれたそうだ。

 女優の満島ひかり(30)もプライベート中、ユニクロでマネージャーと二人で洋服を選んでいたところ、ファンに声をかけられサインを求められたのだが、色紙など持ち合わせていなかった。そこで、満島はとっさに自分の財布からレシートを取り出し、裏にサインをしてくれたらしい。どうやら、映画で見せるエキセントリックな演技と違って、細かいことにこだわらない、気さくな性格のようだ。

 気さくといえば、明石家さんま(60)の飾らないファンサービスぶりには、辛口のコメントで人気の坂上忍(48)でさえも、頭がさがる思いになるそうだ。1月放送のバラエティ番組『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)の特番で坂上は、新幹線の喫煙室で男性に写メを頼まれたが「申し訳ないけど……」と断った、と語った。ところが座席に戻ると、さんまがその男性と肩を組んでピースサインで写メを撮っていたそうだ。さらに「京都か名古屋で赤ちゃん連れの家族が来られたら、今度は赤ちゃんを抱っこしていた」とさんまのサービス精神満点の行動を語り、「あれ見た時に、ここ何年かで一番反省した」と感心をしていた。これに対して、さんまは「30代とかは逃げもしたり隠れもしたけど、できる限り写真撮ろう、サインしようって」と話し、ベテランの度量の大きさを見せていた。

 カメラが回っていなくてもファンを大切にするのは、笑福亭鶴瓶(64)も有名だ。落語のイベントに出演したとき、プレゼントに電話番号を書いた手紙を添えた女性がいて、数日後、「プレゼントと手紙ありがとうな、全部読ませてもらったで」とわざわざお礼の電話をかけたそうだ。さらに、その女性から「ちょっと悩んでいることがあって……」と電話がかかってきたとき、プライベートで悩み相談を始めてしまったらしい。また、鶴瓶が仕事仲間と食事をしていたところ、隣に居合わせた一般のグループ客と会話が始まり、ウマがあったのか、一緒に飲むことになったそうだ。会計をしようとすると、鶴瓶が既に済ませていて、グループ客は驚いていたらしい。

 ファンだけではなく共演者に対して、さりげなく「神対応」を見せているのが、「V6」の“イノッチ”こと井ノ原快彦(39)だ。昨年の『NHK紅白歌合戦』の出場歌手が発表された記者会見では、前年は落選で涙をのみ、ようやく初出場を果たしたアイドルグループ「乃木坂46」の生駒里奈(20)が感極まって涙声になると、井ノ原は「いいんだよ、泣いていいんだよ」とやさしく言葉をかけ気づかっていた。さらに、井ノ原は『あさイチ』(NHK)の本番中でも、直前に放送されている朝ドラの感動シーンを見て泣いている有働由美子アナ(46)に、そっと自分のハンカチを渡す心づかいを見せている。

 アイドルの握手会での態度は、握手するときに、対応がいい、笑顔、献身的だと「神対応」と評価される。逆に、対応が悪い、そっけない、事務的だと「塩対応」だと揶揄されてしまう。やはり、普段からの心がけが大事なのだろう。

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