「実力主義」と「厳しさ」どちらに軍配が?【金本VS高橋・新監督“激突”大予測!采配編】の画像
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 巨人に高橋由伸(40)、阪神に金本知憲(47)——東西の人気2チームに新監督が誕生した。そこで、新指揮官の就任で注目の的となるであろう2016年の“伝統の一戦”の行方を、2人の監督力を比較することで占ってみよう。

 さて、2人の新監督は試合で、どのような采配を振るうのだろうか。まだシーズンが始まってもいない段階なので、なんとも言えないが、秋季キャンプの様子から、ある程度の方向性を予測することはできる。

 高橋由伸監督は、秋季キャンプにおいては“選手を見る”ことに主眼を置いていたように見受けられる。それは選手の起用法について報道陣に問われた高橋が、「実力至上主義と思っている」と即答したからだ。「この言葉の意味は実績の有無を問わず、現段階で実力を感じさせる選手を選ぶということです。それを証明するように、秋季キャンプでは精力的に動いて、ブルペンで公文克彦や今村信貴のような若手投手に熱視線を送っていました」(巨人軍担当記者)

 野手陣では、入団2年目の期待のスラッガー・岡本和真に、主力の坂本や亀井善行と同じ練習をさせて、「まだまだ(強化が)必要なところもあるが、早く力をつけてレギュラー争いをしてほしい」とコメントした。

 このところ、選手の高齢化や力の衰えが目立つチームにあって、高橋新監督は新戦力の台頭を渇望している。レギュラーに取って代わるほどの実力をつけてくれなければ、巨人に未来はないというわけだ。

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