西日本で被害急増! 最新「極悪サギ」激ヤバ手口を公開!!の画像
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「俺だよ、俺」のフレーズで一世を風靡し、右肩上がりの“売上”を記録し続けた騙し手法が、まさかの進化。あなたは本当に大丈夫?

「手口が巧妙すぎて、騙された側も“騙された!”と気づかないまま、金をむしり取られているのです」 こう話すのは、『「隠れ不良」からわが身を守る生活防衛術』(双葉社)の著者でもある裏社会ジャーナリストの上野友行氏だ。

 1月28日に発表された警察庁の統計によると、昨年の“振り込め詐欺”などの「特殊詐欺」の被害額はなんと、全国で476億円余りに上るというのだ! “そんなに?”と目を丸くしてしまう金額だが、「これでも、被害額は6年ぶりに減っただけでなく、過去最悪だった一昨年に比べて15.7%の減少なんです。拡大する特殊詐欺被害の流れを変えたと言っても言い過ぎではありません」(全国紙社会部記者)と、かなり改善されたのだという。しかし、まだ安心してはいけない。上野氏が続ける。「明るみに出たのは、被害者が騙されたと認知して被害届を出したものにすぎません。実態はもっと多いと思います。特に去年あたりから急増しているのが、高齢者が高齢者を狙う詐欺。なんと、同世代のおじいちゃんが詐欺グループの一味の可能性もあるのです」

 振り込め詐欺といえば、息子を装った若い男が、「母さん、助けて!」と電話をかけてくるケースばかりかと思いきや、そんな手口は、もはや時代遅れだというのだ。そこで、読者の被害が少しでも軽減されるよう“最新極悪サギ”の実態を取材したので、誌上告発していこう。

 まず、注意したいのが、高齢者の“受け子”だ。「受け子とは、詐欺グループが電話をかけて金を騙し取ろうとする相手から、現金を受け取る役割のこと。具体的には、息子役の男が電話で“痴漢で捕まって、示談にするには200万円が必要なんだ。俺の友達が○○まで行くから、そいつに渡してほしい”などと言って、被害者の元に実際に金を取りに行かせる人のことです」(捜査関係者)

 特殊詐欺の中では、逮捕される危険が最も高い仕事で、大抵は若者が小遣い欲しさに手を染めていた。ただ、「そうした典型的な手口では、もう通用しない」(前同)というわけで、登場し始めたのが高齢者の受け子だというのだ。

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