闇市場規模は100億円!? 爆買い中国人“プラセンタ注射”横流しの画像
闇市場規模は100億円!? 爆買い中国人“プラセンタ注射”横流しの画像

 中国人の“爆買い”が話題だが、その勢いは非合法なものにまで及ぶようだ。

 中国人たちが欲しているのはプラセンタ(胎盤)エキス。日本国内では、更年期障害に対して「メルスモン」、肝機能障害に対して「ラエンネック」の二つのプラセンタ製剤が医薬品として認められている。

 ところが、プラセンタには副作用として肌が白くなるなどの美容効果があり、この“副作用”目当ての中国人が、プラセンタを手に入れようと必死なのだ。「プラセンタエキスは医薬品であり、注射液として皮下注射、もしくは点滴で投与します。もちろん、医師の処方箋があって初めて入手できるものです」(医療ジャーナリスト)

 プラセンタの正価は、およそ1本200円。ところが、モラル意識の低い製薬会社の関係者や薬問屋、医師によって横流しされ、末端価格3000円ほどで密売されているという。「買い手の大半は富裕層の中国人女性。横流しされた医薬品は非合法集団が買い締め、コンテナで中国に送られて中国の非合法組織が買い受ける。中国は政治家と非合法組織が癒着しているので、裏ガネさえ渡しておけば、まずチェックはない」(事情通)

 しかし、あくまで“副作用”。危険性はないのか?「プラセンタ注射は、2年ほど前から“爆買い”中国人の間でブームになり、乱用により、死者も出ています」(前出の医療ジャーナリスト) 最近では、WTO(世界保健機関)が警告を出しているようだ。「ところが、中国人は“日本製は信用できるし、そもそも肝臓の機能をよくする薬だから、美容にもよければ一石二鳥。死者が出たのは中国製のニセモノを掴まされた結果”と意に介さないんです」(前出の事情通)

 いまでも“爆買い”は続き、その闇市場規模は年間100億円とも……。そこまで日本製を信頼してくれるのはありがたい(?)が、医薬品の目的外使用が生命の危険にも繋がるのは常識だ。それでも大丈夫との見方はまったく論理性に欠けるのだが、中国人女性の命がけの“爆買い”には、ただただ唖然とするしかない。

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