福永祐一騎手が戦列に戻って来ました。福永騎手といえば、昨秋の11月まではリーディングジョッキー部門の1位を走っていた騎手。10月31日の京都競馬場で不運にも落馬。右肩の靭帯断裂等で全治5か月の診断でした。リハビリはもっぱら馬事公苑で乗馬。1月から都内で本格的なトレーニングを開始し、2月6日には栗東トレセンに戻り調教に騎乗していました。

 そして、2月14日の京都最終レース。6番人気のセンターピースに騎乗した福永騎手は、Mデムーロ騎手が騎乗した人気のグラップユアコートと激しいデッドヒート。見事にハナ差競り勝ったのです。全治5か月の診断が下されてから3か月半。さすが、トップジョッキー。勝利への執念は大したものです。

 さて今週は「中山記念」。春の中山の開幕です。皐月賞、ダービーを連覇した大物ドゥラメンテが、ダービー以来の参戦。皐月賞2着、菊花賞2着の同期リアルスティールも登場。一昨年の皐月賞優勝、昨秋の天皇賞で3着のイスラボニータ。3年前の皐月賞馬ロゴタイプに、昨秋のJC2着のラストインパクトも予定。

 大物揃いの一戦ですが、ほとんどが休養明け。そこで、順調さを重視し、フルーキー。前走の中山金杯で3着。初めての2000メートルでトップハンデ。ラスト32秒7の瞬発力で猛然と肉薄。ベストの距離で単です。

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