40年ぶりに解禁!「ハイジャック事件」に遭遇した裏事情を、なべおさみが語る!の画像
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 2月19日に放送された『ダウンタウンなう2時間SP』(フジテレビ系)になべおさみ(76)が出演。なべ本人が乗客として経験したハイジャック事件について、驚愕のエピソードを披露した。

 1974年、伊丹空港発羽田空港行きの飛行機が刃物を持った男に乗っ取られ、男は羽田空港で4時間籠城。その後、再び離陸し名古屋空港でさらに4時間籠城。最後は犯人が説得に応じて投降したのだが、なべおさみはこの飛行機に乗客として乗っていたという。

 なべは「実はこれもっと裏があって、『中に犯人がいる』って機内放送しちゃう機長だったんですよ」と語り、機内放送で『犯人の皆さまにお願い申し上げます。私たちはあなたの要求に従順に従っています。どうか機内で爆弾だけは使用しないでください』と放送された、と証言。そのため、当時芸能人として名前が売れていたなべおさみは「犯人の仲間ではない」と他の乗客にもわかったため、赤子を抱えた女性に布をかけたり水を配るなど、機内を仕切っていたのだという。

 さらに、最後はなべが後ろのドアを開けて、他の乗客を救出。全員を逃がし1時間半歩いてターミナルに到着すると別室に軟禁され「あなたは国際航空法に違反してます」「あなたがドアを開けたんでしょう? あれは日本航空の職員しか開けられないんです! うちはそれを秘密にしてあげます。だからあなたも秘密にしてください」と要求されたため、「このことについて40年間黙ってた」と語った。

「今では考えられませんが、60年代から70年代にかけて、日本で過激派による飛行機のハイジャック事件が頻発しました。なべおさみが乗った飛行機を乗っ取った犯人は、過激派メンバーの釈放と北朝鮮行きを要求しましたが、過激派とは無関係でした。ちなみに、同じ飛行機には演歌歌手の中条きよし(69)とマネージャーも同乗していたことが有名です」(犯罪ジャーナリスト)――日本では1999年以降、飛行機のハイジャック事件は起きていないが、いつ起こるとも限らない。事件現場を体験した者にしか語れない、貴重なエピソードだろう。

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