TOKIO国分、親から勘当されても諦めなかった「アイドルの座」の画像
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『白熱ライブ ビビット』(TBS系)のメインキャストを務めるTOKIO国分太一。最近ではすっかり「TBSの朝の顔」となった。昨年は、山口達也に続いてグループ内2人目の既婚者となり、『テレビ番組出演本数ランキング2015』(ニホンモニター調べ)では堂々トップに輝いた。ジャニーズの勝ち組といっても過言ではない。

 そんな「成功者」の国分だが、13歳でジャニーズ事務所入りをしたときは、大反対した者がいた。父親である。露出が増えるにつれ、高校に進学することに疑問を持ちはじめた太一に、両親は「せめて高校だけは」と説得した。しかし、反抗期だったこともあいまって太一は拒否、すると父は「高校をやめるなら、国分家を出ろ!」と激怒した。これで本当に家を出てしまい、ジャニーズの寮に入る。

 太一にはこんなエピソードもある。彼の初給料が出た時、両親に恩返しをしようと、父、母を焼肉店に招待した。初給料とはいっても微々たるもの、10代の太一にとっては、大枚をはたく行動である。太一の父は夜になると酒を飲むため、普段炭水化物はほとんど摂らない。しかし、その夜に限っては白飯をひたすらオーダーした。

 理由を聞くと「米でお腹いっぱいにしよう」としていたのだ。せっかくの愛息子の初給料、焼肉店での出費を少しでも減らそうと、酒でも肉でもなく、ご飯で済ませようとしたのだ。親ならではの心遣いに、太一が「親父、そんなことやめてくれよ」と言うと、「本当にいいのか」と父はようやく肉を頼んだという。いつしか、家族3人は涙。傍から見るとその姿は「ワケあり家族」のように見えていたかもしれない。賑やかな一家団らんのはずが、少しシンミリしたひとときだった。

 その後も家族間のわだかまりはなかなか解消できずにいた。意を決した太一は、出演ミュージカルに家族を招待する。観客席に母の姿はあるが、父の姿が見当たらない。あとで母に聞くと、父は観に来てくれたが「太一が舞台に立っている姿は見ていられない。胃が痛くなる」と観劇はせず、ロビーで喫煙をしていたのだという。これをきっかけに和解し、紆余曲折はあったものの国分家は再びよい親子関係を取り戻した。

 現在はジャニーズの中でもベテランとなったTOKIO。太一は情報番組のメイン司会者という地位を手に入れ、家庭も手に入れた。彼がこれから築いていく新しい国分家もきっと幸せの溢れる家族となるに違いない。

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