唐沢寿明&山口智子ほか「苦労を乗り越えた」芸能人夫婦たちの画像
唐沢寿明&山口智子ほか「苦労を乗り越えた」芸能人夫婦たちの画像

 今年2月、女優の山口智子(51)が『FRaU』3月号(講談社)のインタビューで「私はずっと、『親』というものになりたくないと思って育ちました」と“子供を作らない理由”を激白。ゲスな男女の話題が多い中、ネット上では「子供だけがすべてじゃない」「産まないことを明言するのは勇気がいる」と、絶賛の声が拡散した。

 山口は俳優の唐沢寿明(52)と結婚生活を20年以上続ける芸能界きっての「おしどり夫婦」だが、そんな二人を強く結びつけたのは、ショッキングな事件だった。1992年、山口は自宅インターホンの「◯×プロダクションからのお届け物です」の声に、なんの疑いもなくドアを開けてしまった。すると、宅配便業者の制服に身を包み、ガムテープと手錠とカメラを持った2人組の男が部屋に押し込んできて、羽交い締めにされそうになった彼女は悲鳴をあげた。その時、奥の部屋から唐沢がさっそうと飛び出すと、暴漢たちを蹴り倒して撃退したのだ。この事件をキッカケに二人が交際していることが発覚。結婚へと発展していった。この件について唐沢は、自著で「事件そのものの衝撃と週刊誌などのマスコミに追われたことで神経がクタクタだったが、山口が受けたショックを思うと参ってはいられなかった」と語っている。2人は事件を乗り越えて絆を強くしたが、芸能界には彼らのほかにも、苦難を乗り越え、深い絆で結ばれている「おしどり夫婦」たちがいる。

 美男美女の「おしどり夫婦」、俳優の小栗旬(33)とタレントでモデルの山田優(31)夫妻には、事件事故とは違った苦難があったようだ。2008年3月に交際をスタートさせ、2010年1月にはお互いの家族揃っての家族旅行や、超高級マンションを購入したことが報じられ、結婚目前かと思われた2人。しかし、2月に小栗の浮気疑惑が発覚。週刊誌などで破局説が報じられても、山田は否定したのだが、7月には小栗の合コン参加、10月に若手女優とラブホへ行く姿を報道され、もうこれまでかと思われた。しかし、その翌日、カラオケボックスで小栗と山田の2人が中島みゆきの『糸』を熱唱して、その場にいたモデルの西山茉希(30)や山田の弟の親太朗(29)が号泣しながら聴いていたと、破局説を覆すようなことを女性誌が報じたのだ。『糸』といえば、結婚式で歌われる新定番。こんな曲を不仲な男女が歌うはずがない。どうやら、浮気騒動が逆に二人の関係を真剣なものにしていったようで、噂では、山田が「携帯を貸して」と言うと、小栗は素直に渡し、メモリを全部消されてしまったらしい。2人は2011年6月にようやく結婚宣言して、2012年3月のホワイトデーに結婚した。

 元プロレスラー同士の佐々木健介(49)と北斗晶(48)夫妻は、2013年8月に社用車の盗難被害にあってしまった。自身のブログ(8月29日更新)で「健介オフィスのマークのバッチリ入ったハイエースが盗まれた〜。先月車検通したばかりなのに…」「頑張って働いて買ったのに…。明後日(プロレスの)大会なのに売店商品を運ぶ車がないじゃんか〜」と憤っていた。事件後、ロケに出てもハイエースのことが頭から離れない北斗だったが、同様にショックだったはずの佐々木が気丈に振る舞う姿を見て、嫌なことは忘れて、夫と一緒に明るく楽しく生きようと思ったそうだ。北斗は現在、乳癌の闘病中で、昨年9月24日に右乳房全摘出手術を受け、脇のリンパまで癌が転移していたため、29日に脇の神経も摘出した。手術前から佐々木は北斗に付きっきりで看病しており、ブログで「この数カ月、ずっと側で支え続けてくれたパパ。乳癌と告知されてから、パパは体重も落ち、私を失うかもしれない恐怖と1人闘っていたと思います」と語っている。また、佐々木もイベントで「最近大変なのはわかっているから、少しでも笑える空気にしてあげたいと頑張っています」と話し、さらに夫婦の絆を強くしている。

 仲の良さそうな夫婦でも、苦難や逆境が訪れることがある。それを乗り越えることが、夫婦の絆を強めるのかもしれない。

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