今年の中山記念は、二冠馬ドゥラメンテの復帰戦となったことで注目を浴びている。関東馬なのだから関東のGIIで復帰するのは自然なことではあるが、しかし1800メートルという距離は、やや不足しているようにも思える。そこで今回は、牡馬三冠レースのいずれかを勝った馬が、その後、1800メートル戦を走ったケースについて調べてみた。

 1986年以降の30世代について見てみると、3歳のうちに1800メートル戦を使ったケースは、ここ20年ほど出ていない。ヤエノムテキが函館でUHB杯を使ったりと、今では考えられないような使い方もあるが、ともあれ結果は〔2・1・0・2〕。ただし、3歳秋に古馬に挑んだジェニュインとドクタースパートは、いずれも着外となっている。4歳時に使ったケースは〔1・2・2・6〕。唯一の勝利は、この中山記念におけるヴィクトワールピサ。

 5歳時は〔1・3・0・6〕、6歳時は〔1・1・1・1〕。こうして見ると、意外と勝ち切れていない。1番人気に推されたケースだけを取っても〔3・5・1・3〕で、単勝回収率は46%にしかなっていない。

 こうして見ると、▲ドゥラメンテを買うにしてもあえて1着付けにはせず、フォーメーションの2、3着までにしておくという手もあるのではないだろうか。そもそもドゥラメンテの皐月賞とダービー、どちらが楽な勝ち方だったかといえばダービー。皐月賞は前半を効率的に進められなかった分、4角で強引なこじ開け方をする結果になった。ここは叩き台だし、惜敗のシナリオを考えてもよいはずだ。

 もっとも、地力に勝る同馬を負かそうという話だから、その候補にもある程度のレベルを求めなければならない。そこで◎イスラボニータ、○ロゴタイプと、先輩の皐月賞馬に上位のシルシを回す。イスラボニータは昨年の秋が3着3連発。ただ、デキが今ひとつと見えた毎日王冠でも馬券に絡むあたり、やはり強い馬ではある。その後は控える競馬をしすぎて結果につながらなかったが、中山仕様の競馬に戻し、前半ある程度の位置取りで進めれば▲を封じることも可能だ。ロゴタイプのほうは確実に好位置を取ってくれそうという安心感がある。勝ててはいないが、中山記念との相性も良い。平均ペースになると、より有望だ。

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