松井秀喜“臨時”コーチ「ミスター直伝の打撃理論」で巨人を復活!!の画像
松井秀喜“臨時”コーチ「ミスター直伝の打撃理論」で巨人を復活!!の画像

「技術、実績、オーラ。どれを取っても、あの人の“監督力”はすごいね」(スポーツ紙デスク)

 2月1日から行われている、巨人軍の春季キャンプ。高橋由伸新監督(40)のデビューとして注目を浴びるかと思いきや、話題の中心となったのは、臨時打撃コーチを務めた松井秀喜氏(41)だった。

「松井さんが臨時コーチとして参加したのは、14日までの宮崎キャンプだけでしたが、積極的かつ実践的な指導が目立ちました。まるで“松井監督”が誕生したかのようでしたよ」(夕刊紙記者) 2年前に初めて巨人の臨時コーチを務めたときは、当時の原監督から「大田や中井ら、若手を主に見てほしい」と言われていたが、「今回は、2年目の岡本らに限らず、初日から別メニューで調整中だった阿部や長野をはじめ、坂本、片岡などの中心選手も熱血指導。いわば、昨シーズン“V逸の戦犯”の彼らが、本来持つ力を発揮できれば、優勝もおのずと見えてくるはずですからね」(前同)

 球界の盟主を復活に導くための松井氏の指導は、熱を帯びていた。「坂本には軸足の右足に体重を残すよう指示。また、阿部にも、今までの足を上げて打つパンチ力を求める形から、まるでスリ足のようにして安打を狙うスタイルへの“モデルチェンジ”をアドバイス。2人とも、すでにフォーム改造の手応えを感じているようです」(専門誌記者)

 この指導法を目の当たりにした巨人の番記者たちの間では、「長嶋さんにそっくりだ」ともっぱらの話題になっているという。「13、14日に宮崎キャンプを視察したミスターは、たとえば坂本に対しては、右足を10回ほど叩きながら、軸足のタメを意識して打つようにフォームを矯正するなど、松井さんと同じ野球理論に則って指導していたんです」(前同)

 それもそのはず。松井氏の打撃理論は、“ミスター直伝”なのだ。「そもそも松井が日本を代表するスラッガーになったのは、“松井を巨人の4番、球界の4番に育てたい”というミスターのマンツーマン指導、いわゆる“1000日計画”が実ったからこそ。今回のキャンプを通じて、巨人軍に、その魂が継承されたことでしょう」(巨人番記者)

 若き巨人たちに松井が植え付けたのは、技術面だけではない。「キャンプ中には、“選手に少しでも成長してほしい。その気持ちだけ”とメンタル面での指導も実行。気持ちの面からも引っ張る指導者としての一面ものぞかせてました。2年前に臨時コーチを務めた際は、しぶしぶやっているような印象もありましたが、今回は後輩たちの指導を心から楽しんでいるように見えました。そう遠くない将来に、もしかしたら……」(スポーツ紙記者)——類まれなるカリスマ性を誇る松井氏。臨時コーチから、監督に昇格する日は意外に近い!?

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