赤西仁「不合格」でも、アイドルデビュー出来た理由とは?の画像
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 テレビに出られるタレントは、ほぼ美男・美女である。さらに「ジャニーズ」であれば、世間が求めるハードルもおのずと上がる。ジャニー喜多川社長の、美男子を見極める目が常人離れしているのはいわずもがなだが、本当にジャニーさんがすごいのは、落ちかけたダイヤの原石を、ギリギリのところでピックアップする点だ。

 まさに奇跡としかいいようがないのは、元KAT-TUN・赤西仁のエピソードだ。2012年に女優・黒木メイサと電撃婚した際は世間から猛烈にバッシングされたが、それに負けることなく、海外進出に向けて努力を重ねる。前年の11年には、キアヌ・リーブスの主演映画『47RONIN』のオーディションに、自力で合格。14年にジャニーズ事務所を退所すると同時に、ソロアーティストに転向した。「JIN AKANISHI」の名義で発表した翌15年のアルバムは、アメリカでも高い評価を得た。昨年末には米映画情報サイト『TC Candler.com』で、「世界で最もハンサムな顔100人」で34位にランクインし、竹野内豊(63位)を抑えて日本人トップに躍り出た。

 そんな赤西、実はジャニーズ事務所に入るためのオーディションに落ちていた。不合格を言い渡されたためゼッケンを返しに行った時、「どこに返したらいいですか?」と偶然聞いた老人がジャニーさん。その日のゼッケン番号は「1」、芸能界で1番になれる未来が、ジャニーさんの中で描けたのかもしれない。「YOUも残っちゃいなよ」と言われ、その日以降レッスンに出ることを義務づけられた。結果的に事務所からは離れた赤西だが、その才能を最初に見抜いていたジャニーさんはやっぱり只者ではないようだ。

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