清原容疑者は逮捕される直前のSMAP解散騒動の折、自らのブログで、<自分の苦しい時、たくさんの方々に自分のことをテレビに出演できるよう言ってくれていた>と中居への感謝を言葉を綴り<中居君は眠れない日が続いてるのかな>と気遣う文章で締めくくっている。今となっては皮肉としか思えない話だが、清原容疑者が薬物と手を切り、社会復帰したときに、中居が今と変わらず“大物司会者”でいられたら、彼は、清原容疑者に手を差し伸べるに違いない。

 最後に、もう一人。彼を“救う”存在といえば、やはり“KKコンビ”の盟友・桑田真澄氏だ。桑田氏は、清原容疑者の逮捕直後に、会見で次のように話している。「僕も小姑のように、こういうことはようないとか、こうしなきゃいけないと引退後も言い続けてきたので。それを言えるのが僕だと思うんですね。その小言に嫌気が差したんでしょうね。“一切関わらないでくれ”ということを言われて、3年ぐらいになりますがね」

 ちなみに、3年前まで桑田氏が口うるさく言い続けていたのは、薬物うんぬんの話ではなく、アウトローっぽいファッションなどの話だったという。「今でも、清原は桑田氏のことを“偽善者”と考えているし、自ら絶った関係を復活させようとも思っていないでしょう。でも、社会復帰後の清原に一番必要なのは、常に注視し、口酸っぱく言ってくれる存在。それができるのは、実際にこれまでもそうしてくれた桑田氏しかいないと思います」(清原容疑者をよく知る野球関係者) 桑田氏が今回、清原容疑者に送った言葉、「自分の人生でもきれいな放物線を、逆転満塁ホームランを打ってほしい」が現実のものとなるように、ぜひ桑田氏にも“清原再生”の手助けをしてほしいと思うのは、野球ファンの甘い考えなのだろうか。

 さて、“再逮捕”によって少なくとも3月中旬までは、保釈はなくなった清原容疑者。一部から「もうひと山ある」という不穏な話も伝わってくるが、拘束が解かれた後、再び薬物を手にすることだけは絶対にあってはならない。地に堕ちた番長と、5人の“漢”たちの動向に注視し続けたい。

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