若槻千夏に酒井若菜他、難病と闘う芸能人たちの画像
若槻千夏に酒井若菜他、難病と闘う芸能人たちの画像

 一時期、芸能活動から遠ざかっていた若槻千夏(31)が復帰し、早くもさまざまなテレビ番組で活躍している。おバカタレントとして活躍していた2006年、活動休止のきっかけになったのが、潰瘍性大腸炎という難病だった。その後、2カ月間の療養を経て復帰を果たしたものの、未だ原因の解明されていない難病であり、いつ発症するかもわからないため結局レギュラー番組はすべて降板。一時は闘病の辛さを物語る激ヤセ写真がファンを驚かせたこともあった。しかしその後はテレビへの出演こそ減ったものの、新たに立ち上げたファッションブランドを成功させ、結婚・出産も経験。昨年12月には遂に『さんまのまんま』(フジテレビ系)にゲスト出演し、芸能界に本格復帰した。

 若槻の潰瘍性大腸炎は、完治の方法がいまだ見つかっていないのだが、上手く体調を管理していれば、重症化することはない。彼女のように上手く病気と付き合いながら、芸能活動を行なっているのが、酒井若菜(35)だ。グラビアアイドルとして活躍した後、女優業へ本格転身し、『木更津キャッツアイ』(TBSテレビ系)での演技が高く評価された彼女は、今年2月に膠原病と闘っていることを告白した。膠原病は全身の血管、皮膚、筋肉、関節などに炎症が見られる病気の総称であり、実は10代の頃から人知れず闘い続けていたという。一時は舞台をドタキャンで降板したことにより、業界からの信頼を失ったこともあったが、その原因が病気であるならいろいろ合点もいくというもの。闘病を告白した理由を「同じ病気の人を励ますため」とした彼女、前向きに女優業に邁進してほしいところだ。

 そして難病と2度も闘い、見事に勝ったのが俳優の渡辺謙(56)。NHK大河ドラマ『独眼竜政宗』で主役を務めた2年後の1989年、映画『天と地と』の撮影中に急性骨髄性白血病を発症。治療後に再発するなど俳優生命を危ぶまれたこともあったが見事に克服し、とうとう世界で活躍する名優となった。しかし今年2月、早期の胃がんと診断されて、内視鏡による手術を受けたことを発表。そして「無理は禁物」としながらも、ブロードウェイミュージカル『王様と私』に再出演への意欲を見せていた渡辺は、3月8日、なんと予定を9日間も前倒しして『王様と私』に出演することに。手術からわずか1カ月で仕事復帰を果たしてみせた。

 脳リンパ腫と診断された俳優の松方弘樹(73)ら、難病を患っている芸能人は数多い。しかしその病気と闘う姿は、同じ病気を患っている人をはじめ、多くの人を勇気付けることは間違いない。1日も早く元気な姿を見せてほしいものだ。

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