――監督の園子温さんは、女優への演技指導が厳しいことでも有名ですが、プレッシャーは感じましたか?

池田:特になかったかな。私も、なかなか生意気ですからね。オーディションのときも「監督の作品が嫌いです!」って言っちゃったぐらいです。

――エッ~!? すごい度胸。

池田:アハハハ。懐かしいですね~。でも、園監督は、私のそんなところにも興味を持って、選んでくださったみたいです。

――DVDの特典映像を見ると、特にエライザさんが“泣くシーン”の撮影の様子が印象的でした。

池田:あのシーンは、園監督に一番熱心に指導していただいたところです。いつもはモニター越しに役者の演技を見ているんですが、そこだけは、わざわざ私のそばにまで来て指導してくださって。「もっと泣け、お前ならもっと泣ける!」と言われた瞬間、もうセリフが言えないくらい涙が出ました。

――まさに“号泣”でしたよね。

池田:あの瞬間、私が演じていた美由紀と一体化できたと思います。そんな経験は人生で初めてでしたし、改めて園監督のすごさを実感しました。

――特典では、「映像に恋をした」というエライザさんのコメントもありましたが、これからは、どんな役に挑戦したい?

池田:私にはフィリピンとスペインと日本の血が流れています。そんなハーフだからこそ、ちゃんと魅力を引き出せる役もあると思うんです。昨年は妖怪役に挑戦しましたが、今年も、そんな個性的な役を演じていけたら、うれしいですね。

――モデルだけじゃなく、女優としてのエライザさんの活躍も楽しみです! 一方、プライベートではどんな男性に恋をするの?

池田:そうですねー。実は私の周りには30~50代と、年上の男友達が多くて。

――つい最近まで女子高生だったのに!?

池田:自分がモデルをしている雑誌の企画で、友達からのコメントをもらうときも、50代のおじさまとか、30代のお兄様のことがまず頭に浮かびました。年上の男性って、私の知らない世界を教えてくれます。だから、一緒にいると胸がキュンとすることが多いかも。

――じゃあ年上が好み?

池田:うーん、どうだろう。でも、魅力的だと思います。あとは、目がキレイな人が好きかな。

――かなりピンポイントですね。

池田:男の人の目を見つめるのが好きなんです。コワモテな人でも、目が澄んでいると“きっとこの人の根は優しいんだろうな”と思う。だから、そんな人には、じっと目を見つめて「なんで怖い顔をしているの?」って聞いちゃいますね。

――エライザさんみたいな美女に見つめられたら、もうイチコロです

池田:フフフ。そうやって、コワモテのおじさまが心をほぐす姿はカワイイですよね。

――相手の年齢は気にしないんだ。

池田:はい。だから、年上には、かわいがられます。

――ですよね~!

池田:母が歌手だったせいか、年上の大人に囲まれて育ちました。大人はいつも私を成長させてくれるし、無償で愛してくれるので、みんな大好き。

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