実は安い! 宝塚観劇の穴場「立見席」の魅力と観劇時の注意の画像
実は安い! 宝塚観劇の穴場「立見席」の魅力と観劇時の注意の画像

 宝塚歌劇というと、「チケットが高い」「詳しい人にお願いしないとチケットが入手できない」というイメージを持っている人も多いだろう。しかし、実は「当日に」「他の座席より安く」座席券を入手できる券種がある。それが当日B席と立見席だ。当日B席は、B席の最後列。立見席は、当日B席も含めた全座席が完売後に販売されるチケット。この2つの座席があるからこそ、「当日フラッと劇場に立ち寄って、観劇する」事が可能なのが宝塚歌劇なのだ。

 立見券と言っても、兵庫県宝塚市栄町にある宝塚大劇場と、東京都千代田区有楽町にある東京宝塚劇場では場所が異なる。宝塚大劇場は、1階席の一番後ろに200席ほど(2,500円)、東京宝塚劇場は、2階席の一番後ろに50席ほど(1,500円)のチケットが用意されている。立見券の入手方法は、至って簡単。当日朝に、劇場の入口に並ぶだけ。完全に先着順で購入可否が決定する。ただ、立見席で見る際には注意点がある。

(1)後方席なのでオペラグラスが必須(貸し出しサービスもあり)。
(2)荷物は最小限で、コインロッカーを活用すること。
(3)宝塚大劇場の場合は、立見席にナンバリングが無いため、幕間等に自分の場所を確保するためのハンカチを持っていくこと
(4)体力必須! 長時間の起立に耐えるため、ヒール無しの靴にすること。

 上記の注意点を守れば、当日入手出来て、他のチケットよりもかなりお得に舞台を楽しめる立見席。宝塚大劇場であれば、1階席の後方なので非常に舞台を見渡しやすい。前の人の頭が気にならないのも嬉しいポイントだ。東京宝塚劇場であれば、映画よりも安く舞台を見ることが出来る。チケット代を節約したい、何度も繰り返し見たい人にはうってつけの席種だ。金額の高さから観劇を尻込みしていた人は、ぜひ立見券を味方に劇場に足を運んでみてはいかが?

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