――そんな甘いもんじゃないですけどね……。

山名:はい(笑)。でも、白黒をはっきりさせたい思考を持っているとわかれば、接し方も見えてきますよね。それ以外にも部下が“視覚型”なのか“聴覚型”なのか“体感型”なのか、見分けることも大事です。

――どういうことですか?

山名:では、一つ質問させてください。パソコンを購入したとして、まず、説明書を読んでから使いますか? それともメーカーに電話をして使い方を聞きますか? もしくは何も見ず、とりあえず使ってみますか?

――とりあえず使います。

山名:それは“体感型”ですね。このタイプは、仕事の打ち合わせでも、ちゃんと会って進めたいんです。でも、なかにはまずは詳細をメールで送ってもらったほうが安心する人もいます。これが“視覚型”で、最初に説明書をしっかり読み込むタイプです。電話で聞くのは“聴覚型”で、このタイプは電話でやり取りするほうがスムーズにいきやすいんです。こうした質問をいくつかして、タイプを分けていきます。“混合型”の方もいらっしゃいますよ。

――おおっ! これは色々な場面で応用できますね。

山名:はい。ビジネスでも恋愛でも相手がどのタイプなのか見分けられれば、いい関係になりやすいんです。

――面白いです! 個人的には、恋愛心理学をもう少し学びたいのですが(笑)。

山名:そうですねー。最近だとLINEでやり取りをすることも多いですよね。

――はい! 僕は毎日、夜のお店のお気に入りの女性とLINEをしています。

山名:その時、女性は何行ぐらいの文章を送ってきますか?

――2行ぐらいですね……対して僕はいつも20行以上の、愛に溢れる文章を送り続けています!

山名:な、なるほど(笑)。心理学で“ペーシング”と呼ぶのですが、相手とテンションを合わせることで“好かれやすく”なるんです。2行のメッセージなら、こちらも2行程度で返したほうが、好かれやすいんです。

――な、なんと、失敗したぁ! ちなみに先生自身はどうなんですか? 美しさプラス心理学を使えば、どんな男性もイチコロでしょ。

山名:私だって恋愛で失敗しますよ(笑)。ただ、心を満たすためにも常に恋愛はしていようと考えています。

――いいですねー。どういう男性がタイプですか?

山名:心に余裕のある人かな。恥ずかしいですね。

――そういう男性と出会ったら、どんな恋愛心理テクニックを使いますか?

山名:そうですね、“ダブルバインド”といって、デートに誘う時、“イエス”か“ノー”で答えられる誘い方ではなくて、“イエス”の前提で選択してもらえるような誘い方をするんです。“今週の土曜日、空いてる?”という誘い方では断られやすいけど、“今週の土日か、来週の日曜は空いてない?”と、どちらを選んでもOKにつながるような選択肢を出せば、成功確率も上がります(笑)。

――最後に先生の将来の夢を教えてください。

山名:やっぱりまだ日本の心療内科やカウンセリングは、ハードルが高いんですよね。もっと、歯医者さんに歯石チェックに行くくらいの感覚で、患者さんが訪れられるような場所にしていきたいですね!

 正真正銘の美女に、自分の話をじっくり聞いてもらえるこの快感! 自分自身を見つめ直す機会として、カウンセリングを受けてみるのもオススメです!

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