宝塚雪組が『ローマの休日』に挑戦! 主演の早霧せいな、意気込み充分の画像
宝塚雪組が『ローマの休日』に挑戦! 主演の早霧せいな、意気込み充分の画像

 宝塚歌劇団雪組が、名作映画『ローマの休日』のミュージカル化に挑戦する。主演は、トップコンビの早霧せいな・咲妃みゆ。イタリアのローマで繰り広げられる、新聞記者と王女の24時間の恋を描いた、甘く切ない史上最高のラブストーリーが、宝塚ならではの華やかな舞台でよみがえる。

 これまでも、『オーシャンズ11』『カサブランカ』『誰がために鐘は鳴る』等、数々の映画の舞台化に成功してきた宝塚歌劇団。いずれも、原作の設定を最大限活かしつつ、宝塚ならではの潤色や演出で高い評価を受けてきた。今回の『ローマの休日』も、単に映画がそのまま舞台化される訳ではない。

 大きく異なるのが、早霧演じるジョー・ブラッドレーのキャラクターだ。トップスターが演じるにあたり、映画よりも若く、野心家の青年として設定される。ジョーとアン王女2人のラブストーリーだけでなく、成長物語が華やかなパフォーマンスとともに、ドラマティックに描かれる。

 もちろん、「ヴェスパへの2人乗り」や「祈りの壁」といった映画での象徴的なシーンはそのまま再現される。繊細な恋心の甘い表現は、宝塚歌劇の真骨頂。アカデミー賞に輝いた映画版に勝るとも劣らない名場面に仕上がるはずだ。

 主演の早霧せいなも「宝塚歌劇版として、男役がジョー・ブラッドレー役をどのように演じるかによって、宝塚歌劇の良さが作品に出てくる」「映画の世界観を大切にしながら、新しい気持ちで取り組んでいきたい」と意気込み充分。雪組公演『ローマの休日』は、2016年6月14日に中日劇場で幕を開ける。その後、赤坂ACTシアター、梅田芸術劇場にて上演。この夏は『ローマの休日』を観て胸をときめかせたい。

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