剛力主演『ドクターカー』に批判殺到「患者の前で口論するな」の画像
剛力主演『ドクターカー』に批判殺到「患者の前で口論するな」の画像

 剛力彩芽(23)主演の新ドラマ『ドクターカー ~絶体絶命を救え~』(日本テレビ系)の第1話が、今月7日に放送された。剛力にとって、初の医師&母親役への挑戦作ということで注目を集めていた同ドラマだが、演出と脚本のアラが目立ち、視聴者の不満を集めている。

 ドラマのタイトルともなっている「ドクターカー」とは、医師や麻酔技師や看護師らが、救急の患者がいる現場に直接駆け付けることの出来る救急車の一種のことを指す。これまで救命医を描いたドラマでは、現場のリアルさや緊迫感などが克明に描かれ話題となってきたが、同ドラマでの演出と脚本にはその点が欠けている、という声があがっている。

 とくに多くの視聴者をガッカリさせたのは、ドクターカーの出動シーン。ドクターカー廃止論者のセンター長の朝城と、主人公の新人医師・天童が現場の救急患者の目の前で長々と口論を始める場面だ。緊急を要する現場を放り出して、朝城が何故か天童を泥水に突き落とすなど「優先事項が違いすぎる」という批難が集中した。さらに続くオペのシーンでもアラが目立ち、スタッフの誰一人マスクを装着していない、という医療ドラマとしてあるまじき演出の不備が指摘された。

 ネットでは放送中からこれらの演出に批判的なコメントを寄せる人が多く、「現場で口論するわ、マスクしないで治療をするわ…なんだこのドラマ」「ドクターカーすげぇな、医療ドラマなのに患者のことを登場人物が全く見てない感じが…」「いやいや、演出最悪かよ」などといった声が続出することとなった。

「今回は主人公の設定もシングルマザー。しかも敵役に『下町ロケット』(TBS系)のイヤミなキャラクターで知名度をあげた木下ほうか(52)を抜擢したりと、見るべきポイントはこれまでの救命ドラマとは別のところにあるのかもしれません。ドクターカーという馴染みのない題材を扱っていますが、ドロドロした人間関係というベタなテーマを主軸とすれば、ドラマとして成り立ちそうです」(テレビ誌記者)

 4月期のドラマとして一足早く始まった同ドラマ。放送日当日、剛力は『ZIP!』『スッキリ!!』『PON!』『ヒルナンデス!』『情報ライブ ミヤネ屋』など、日本テレビ系の情報番組に出演し番組宣伝を務めたが、初回視聴率は4.5%(ビデオリサーチ調べ)と、振るわない数字となった。

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