V6三宅と滝沢秀明が「ケン&タッキー」になったワケの画像
V6三宅と滝沢秀明が「ケン&タッキー」になったワケの画像

 4月21日にようやく解禁されたV6・三宅健とタッキー&翼・滝沢秀明によるケンタッキー・フライドチキンの新CMが話題だ。この「おトクないいとこどりパック『楽屋』」篇は、舞台の稽古を終えた2人が、楽屋の机の上にある人気サイドメニューを手にしてはしゃいでいると、楽屋の扉から現れたKFCの女性店員が、「1080円です」と笑顔で値段を告げる内容だ。「おトク」と天然の滝沢、「差し入れじゃないの?」と冷静な三宅、2人の対照的なリアクションが見所だ。

 V6とタキつばといえば、いままでは大きな接点がなかった。滝沢がジャニーズJr.の頃、V6のバックダンサーを務めたが、若くしてスターになった三宅は雲の上の存在だった。そんな大先輩との距離を詰めたのは、滝沢の方からだった。

 今年で11年目となる舞台『滝沢歌舞伎2016』で、三宅に共演オファーを出したのだ。同公演は4月10日に開幕したが、開幕から2日後となる12日の昼公演で、三宅が右足を負傷。残念ながら以降は、一部の演出が変更されるという不測の事態に見舞われてしまった。

 今回2人がケンタッキーのCMに起用されたのは、その『滝沢歌舞伎』がきっかけだ。1月19日に開かれた同舞台の制作発表会で、三宅が「ケン(健)&タッキーというおいしい関係になれたら」とコメントしたことで、実際にケンタッキーが動いたのだそうだ。

 撮影場所が控室をイメージさせるものになったのは、そのためだ。共に同社のCM出演は2回目。三宅は約19年前に一緒だった撮影スタッフと再会し、懐かしさに頬を緩めたという。

「棚からぼたもち」ではないが、こうした偶然が引き寄せるビッグチャンスというのがジャニーズにはままある。Kis-My-Ft2から派生した4人組ユニット、舞祭組も「目立たない」という理由でSMAPの中居正広がプロデュースし、『棚からぼたもち』でCDデビューした。世の中「ぼたもち」はどこにあるかわからないものだ。

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